学研の国語編集長に聞く! 小学生の国語の学習その2 ~つまずきポイントとその対策~

小学生の学び・子育て

公開日 2017.11.21
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 国語はすべての教科学習の土台となるものですが、今日勉強したからといって、すぐにできるようになるわけではありません。 家庭での先取り学習で、しっかりした学習習慣をつけ、国語が得意で自信のある子になってほしいと思います。

 では、どうしたら「得意になる」ことができるのでしょうか?
 前回に引き続き、学研プラスの教材編集部、国語編集長の松田さんにお話を聞きました!

▼前回の記事はこちら▼
学研の国語編集長に聞く! 小学生の国語の学習 その1 ~予習のススメ~

小学3年生以上の国語学習のコツ

 小学3年生以上のお子さんがいるおうちの方から、「国語が苦手になった」と聞きます。

 実は、小学校3年から学習する漢字の数が急に増えたり、教科書の文章が複雑になったりと、国語の難易度が急に上がるのです。
 つまずくポイントで多いのは、「読解問題にどう答えていいかが分からない」ということです。

 例えば、問題で「なぜ、~ですか」と聞かれたら「~だから。」と答える。
 「どのようなことですか」と聞かれたら「~のこと。」と答えるなど、答え方にはルールがあるのですね。

 そういうルールは学校ではなかなか習わないので、ドリルなどを利用して、おうちで教えてあげるとよいでしょう。解答例を参考にしてもいいですね。

 また、読解力・理解力をつけるための「音読」もおススメです。

 「音読」とは、本や教科書の文章を声に出して読むことです。 音読を宿題にしている学校も多いですが、おうちの方が聞いてあげるときのポイントは、すらすら読めているかを確かめることです。

 すらすら読めないところは、たいてい理解できていないことが多いのです。
 正しく読み直させ、漢字が読めなかったり、言葉の意味が分からなかったりするのであれば、一緒に調べましょう。

 「音読」に慣れていないお子さんは、文章の「。」までをおうちの方と交互に読んだり、物語なら会話とナレーションに分かれて読んだりすることで、すらすら読めるようになりますよ。

 取り組むうちに、漢字の意味や文章の内容も分かるようになり、段落などにも注意して読めるようになります。

まとめ

1. 読解問題は「なぜ、~ですか」と聞かれたら「~だから。」と答えるなど、答え方のルールを覚える。
2. すらすら読めるまで音読すると、読解力・理解力がつく。

▼次回の記事はこちら▼
学研の国語編集長に聞く! 小学生の家庭学習のコツ ~毎日の習慣が大切~

 

◆編集後記◆
お話を伺った松田さんは、小学生の男の子2人をお持ちのお母さまでもあります。
やんちゃなお子さんだとのことで、インタビュー中に楽しいエピソードを話してくださいましたが、仕事で得た経験を活かした教育方法と一本筋の通った信念で、お子さんたちも素直にたくましく成長しているように感じました。
たくさんのためになるお話をありがとうございました!

インタビュー協力:学研プラス 教科教育編集室 国語編集長 松田こずえさん

学研の国語編集長の松田さんオススメの教材をご紹介!

 楽しく読解力がつけられます!

1.おはなし推理ドリル(小学4~6年生向け)
さまざまな事件のナゾにせまりながら、文章読解のトレーニングができる新感覚ドリルです。文章中から推理の根拠を見つけて、事件を解決しましょう!
楽しみながら「読む力」や「論理的に考える力」が身につきます。『科学事件ファイル』と『生き物事件ファイル』があります。

▼詳細はこちら▼
https://goo.gl/363Vwn

 

2.10分で読めるシリーズ
日本や世界に古くから伝わる笑い話や、子どもたちに人気のとんち話など、読んで楽しくなるお話を厳選し、一冊にまとめました。一話一話が短く、すぐに読めるので、朝の読書や一人で読むのに最適です。お話の種類もバリエーションに富み、飽きずに一冊読み通せます。わらい話やこわい話、伝記など、さまざまなテーマがあります。 。

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「学研ゼミ」の「図書ライブラリー」でも「10分で読めるシリーズ」を読むことができますよ! ぜひ活用してみてくださいね。

 

▼前回の記事はこちら▼
学研の国語編集長に聞く! 小学生の国語の学習 その1 ~予習のススメ~

▼次回の記事はこちら▼ 学研の国語編集長に聞く!
学研の国語編集長に聞く! 小学生の家庭学習のコツ ~毎日の習慣が大切~

文:ハッケン!みっけ隊

※このコラムは、「ガッケン!ハッケン!学研ゼミ 保護者のよみもの ハッケン!みっけ!」に掲載されていたものです。

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