楽しみながら学べる! ちょっと変わった子どもの英語学習

就学前の学び・小学生の学び・子育て

公開日 2018.07.17
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「子どもが小さいうちから英語を学ばせてあげたい」「英語の学習をさせたいけど、ちゃんと勉強に取り組めるか不安……」そんな心配を抱えている保護者の方もいらっしゃるでしょう。それは、「英語学習=難しくてつまらないもの」という思い込みがあるからかもしれません。英語に取り組むというのは、実はそんなに堅苦しいものではないのです。いろいろな学習方法の中から、お子さまが楽しいと感じられる方法を探してみましょう。

身体を動かしながら英語に触れられる

 積極的に身体を動かしながら英語に触れられる英語教室があるのをご存知ですか? 英語教室と体操教室の両方を兼ねた「ジンボリープレイ&ミュージック」や「マイジム」では、どちらも0才から通うことができ、子どもの年齢に合わせたアクティビティが多数用意されています。遊具のある室内で自由に遊ぶものや、保護者の方も参加できるグループでのアクティビティ、ヨガやダンスなどが楽しめます。

 指導やサポートをしてくれる先生はネイティブで、参加中は常に英語に触れることができます。ただ単に単語を詰め込むような学習ではなく、実際の動きに合わせた単語を会話の中から学ぶことで、言葉の意味をスムーズに理解することができます。

 テキストや教科書に頼るのではなく、実際のコミュニケーションから英語を学ぶので、自然な英語を学べます。子どもたちは「勉強をしている」という感覚を持たず、身体を動かしながら楽しく積極的に参加することができます。

料理をしながら英語を覚える

 英語が学べる料理教室もあります。料理教室と英会話教室とパートナーを組んで運営している場合や、英語教室などがイベントとして開催する場合があります。

 実は調理道具には、ボウル、ミキサーなど、英語を由来としたものも多く、子ども達は「その言葉知ってる!」と、楽しみながら参加することができます。料理に使う素材でも、チョコレート、ミルク、バター、ハニーなど親しみやすい単語がたくさん出てきます。

 身近な英語で、ご自宅に帰った後も使うことができるので、レッスンの後も継続的に覚えた英語を楽しむことができます。

放課後に英語だけの空間で自由に過ごす

 自然と英語学習ができる、学童保育があるのをご存知ですか?「習うより慣れろ」まさにその言葉の通り、「日本語の使用を一切禁止」というルールを課している学童保育です。子ども達のお世話をしてくれる先生は、すべてネイティブの外国人スタッフかバイリンガルの日本人スタッフです。

 オールイングリッシュで過ごすので、まるで外国のような英語環境に身を置くことができます。最初は戸惑う子どももいますが、子ども同士の遊びや、時間をかけた、先生との丁寧なコミュニケーションで次第に英語に慣れていきます。ここでは英語を通して音楽や工作、外遊びなど普段の遊びと同じようなことを行うので「英語を勉強している」という感覚がなく、自然に英語と親しむことができます。

プログラミングと英語を一緒に学ぶ

 英語学習と同様に、教育の必要性が叫ばれているのがプログラミングです。どちらも学ばせたいと考えている保護者の方も少なくないでしょう。その両方が同時に学べるサービスがあるのをご存知ですか?

 子ども向けのプログラミング学習サービスである「D-SCHOOLオンライン」では、プログラミングを使ったゲーム制作の中に英語の学習を取り入れています。プログラミングと英語を同時に学べるのは効率が良さそうですね。

 プログラミングには、自分で作る喜びや、出来上がった後の達成感など、子どもが楽しいと感じる要素がたくさん詰まっています。「勉強しなさい!」と叱らなくても、子どもが自主的に取り組めます。英語を使いながらプログラミングを学習することで、楽しみながら自然と英語の知識も身につけることができます。

ご家庭でできる、親子英会話

 自宅でドリルや、子ども用の参考書を使った学習を考えている保護者の方もいらっしゃるでしょう。しかし急に机に座らせて英語を勉強させようとしても、なかなかうまくは行きません。最初は家族みんなで一緒になって取り組んだり、保護者の方が楽しそうにしている姿を見せる方が効果があります。

 まずは、ご家庭の中に英語を取り入れて、英語に親しんでみるのはどうでしょうか。たとえば「リビング学習用ウォールステッカー」を使えば、机や椅子、食器棚など、自宅にあるものに英単語を貼って覚えられます。

 椅子や机など身の回りのものを、日本語ではなく英語で呼ぶ日を作ってみるのも面白いです。間違って日本語を使ってしまったときは減点をして、その点数を競い合うというゲームのような楽しみ方もできますね。

親子で英語に親しもう

 英語の学習方法にはさまざまな選択肢があります。机に向かって教科書を読む、ドリルを解くといったオーソドックスなやり方だけが学習方法ではありません。

 子どもが、「英語は楽しいもの」思える環境を作ってあげることで、小学校高学年以降の本格的な英語学習の土台作りをすることができます。今回紹介した英語学習の方法にチャレンジして、ぜひ親子で英語に親しんでみてください。

 

 

ライター:七尾 なお
 生活コラムから経済誌まで、ウェブや雑誌を問わずさまざまな媒体で執筆をするフリーライター。男の子と女の子の二児の母。父親向けのコラム執筆や、育児に奮闘する母親や父親向けの情報サイトの運営など、教育関連の執筆にも力を入れている。

※このコラムは、「ガッケン!ハッケン!学研ゼミ 保護者のよみもの ハッケン!みっけ!」に掲載されていたものです。

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