怒鳴り続けると、寿命が縮む。

千田琢哉『たった2分で、怒りを乗り越える本。』セレクション

更新日 2020.07.30
公開日 2015.11.16
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あなたの周囲に瞬間湯沸し器のように短気で、
何かあるとすぐに怒鳴りつける人はいないだろうか。

できれば幼い頃から知っている人を思い出してもらいたい。
きっと病気がちだったり、短命だったりするはずだ。
「短気は損気」とはよく言ったもので、
怒るということは自分の寿命を削ることだ。

怒鳴ると血圧が急激に上昇する。
急激な血圧の上昇は、巡り巡って心筋梗塞や脳梗塞の原因にもなる。
もちろん自分の怒りの感情に嘘をついて我慢するのも、
それはそれでストレスの原因になるから問題だ。

ではいったいどうすればいいのか。
「怒鳴ると、寿命が縮む」とだけ知っておくことだ。
怒鳴ろうとした相手は、あなたの寿命を削るほどの価値があるだろうか。
「そんな価値はない」というのであれば、怒鳴るのはもったいない。
時や場所を改めて、あるいは、人を介して冷静に伝えたほうがいい。

「今回ばかりは寿命を縮めてもいい」
というのであれば、遠慮せずに怒鳴ろう。
換言すれば、本気で怒鳴るべき相手とは、あなたが寿命を削るだけの価値ある人間でなければならないということだ。

 

千田 琢哉 (せんだ たくや)

文筆家。 愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。 東北大学教育学部教育学科卒。 日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。 コンサルティング会社では、多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。 のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって 得た事実とそこで培った知恵を活かし、 “タブーへの挑戦で、次代を創る”をミッションとして執筆活動を行っている。

■E-mail
info@senda-takuya.com

■ホームページ
http://www.senda-takuya.com/

作品紹介

たった2分で、怒りを乗り越える本。

怒りは人間に必要な感情であり、怒っても恥じる必要などはない。怒りと上手に付き合い、ともに乗り越えていく方法を教えよう。
定価:本体1,200円+税/学研プラス

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