結論から言うが、あなたがどれだけチャンスを与えられるかは、あなたの顔で決まる。
格差とは、与えられる「チャンスの質と量」の差のことだ。
チャンスを与えられやすい顔をしていれば、
格差を超えることができる。
反対に、チャンスを与えられにくい顔をしていれば、格差の下側に埋もれていく。
それだけの、シンプルな話なのだ。
こういう話をすると「やっぱり美人じゃないとダメなのね」などと、すぐにふて腐れる人がいる。
もちろん、美人でないと勝負できない世界に飛び込めば、美人でない人は絶望的だ。
だが現実は、ビジュアルが比較的重視されやすい女優やモデルの世界でも、美人でない人が第一線で大活躍しているものだ。
これが歌手や芸能人、スポーツ選手ともなれば、もはやイケメンとか美人とかは関係なく活躍している人が過半数を占める。
チャンスを与えられやすい顔とは、イケメンや美人という基準とは関係なく、
決定権者に好感を持たれやすい顔だ。
芸能人の「抱かれたい男ランキング」と「嫌いな男ランキング」に同一人物の名前が散見されるように、すべての人から好かれることは不可能だ。
では、どうすれば決定権者に好かれる顔になれるのか。
決定権者にひいきされている人たちの顔を観察して、真似できる部分を真似すればいいのだ。
あるいは決定権者に合わせるのではなく、あなたが決定権者を選ぶ方法もある。
ありのままのあなたの顔を評価してくれる決定権者を探して、その下で働けばいいのだ。
千田 琢哉 (せんだ たくや)
文筆家。 愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。 東北大学教育学部教育学科卒。 日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。 コンサルティング会社では、多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。 のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって 得た事実とそこで培った知恵を活かし、 “タブーへの挑戦で、次代を創る”をミッションとして執筆活動を行っている。
■E-mail
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■ホームページ
http://www.senda-takuya.com/
作品紹介
たった2分で、自分を超える本。心の「格差」を逆転する64のビジョン
ものの見方・考え方を少し変えれば人生は大きく好転します。固定観念を「たった2分」で逆転し、自分を超えるための視点が満載!
定価:本体1,200円+税/学研プラス
バックナンバー
- 最後の晩餐で食べたいものを、今夜食べよう。
- 101%やり切ってから次に進むと、奇跡が起こる
- 「これはアカン!」と直感したら、さっさとコースを変更する。
- リストラとは、会社から挑戦のチャンスをプレゼントされたということだ。
- カリスマ社長は大抵の場合、左遷された経験がある。
- ピラミッドは、選べる。
- 拗ねると、格差の奴隷になる。
- 格差を超える方法は、いつの時代も勉強しかない。