人は何かのプロになるために生まれてきた。
理由は2つある。
ひとつは周囲を喜ばせるため。
もうひとつは自分を喜ばせるためだ。
周囲を喜ばせるばかりでなく、自分自身も喜ばせなければ本当の幸せはつかめない。
もし何かのプロを目指するもりがないのなら、今いる場所では存在自体が邪魔だから、とっととどこかへ消えたほうがいい。
なぜなら、周囲を喜ばせることができない上に、自分も喜ばせることができないからだ。
もしあなたが会社の経理部で働いているのなら、つべこべ言わず経理のプロを目指すのだ。
もしあなたがラーメン屋で働いているのなら、つべこべ言わずラーメンづくりのプロを目指すのだ。
もしあなたがタクシー会社で働いているのなら、つべこべ言わず運転手としてプロを目指すのだ。
参考までにプロの目安とは何かを述べておくと、素人ができる最高のパフォーマンスを、絶不調の状態で叩き出せることだ。
どんな分野でもプロになれば、必ず一目置かれる存在になる。
どんな分野でもプロになれば、別の分野のプロとの会話が楽しめるようになる。
どんな分野でもプロになれば、他人を認めることができるようになる。
何かの分野でプロにならなければ、人生はつまらない。
プロを目指す人生のほうが、プロを目指さない人生より疲れない。
千田 琢哉 (せんだ たくや)
文筆家。 愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。 東北大学教育学部教育学科卒。 日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。 コンサルティング会社では、多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。 のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって 得た事実とそこで培った知恵を活かし、 “タブーへの挑戦で、次代を創る”をミッションとして執筆活動を行っている。
■E-mail
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■ホームページ
http://www.senda-takuya.com/
作品紹介
20代のカリスマ・千田琢哉が贈る新感覚エッセイ。基本に忠実に、覚悟を決めて、永遠に成長し続けるための80のルールを提案。
定価:本体1,200円+税/学研プラス
バックナンバー
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