学生時代にすべての教科で〝オール1〟を獲得しても、まったく気にする必要はない。
あなたが活躍できる土俵を、自分でこしらえてしまえばいいだけの話だ。
これは慰めのために言っているのではなく、社会のありのままの現実を述べているのだ。
エジソンが偉大な発明家になれたのは、レールの上を粗相なく歩いた結果ではない。
小学校中退でレールを踏み外し、独学で好きなことに、常軌を逸するほど没頭し続けた。
既存のレールから脇道に逸れて、自分で新しいコースを創った結果なのだ。
自分が好き放題やっても成果を出しやすいように、新しいコースを創ったのだ。
もちろん自分で新しいコースを創るには、「前例がない」というリスクが伴う。
だが、既存のレールを粗相なく歩むことにもリスクは伴う。
死に際に「もし自分で新しいコースを創っていたら、どうなっていただろう」と悔やむリスクだ。
どのように生きるにしても、必ず何らかのリスクは伴うものだ。
否、正確には最終的にはどこかで自分独自のコースを創らなければ、幸せにはなれないようにできているのだ。
すべての既存の学問が向いていないという人は、選ばれた人間なのだ。
なぜなら、自分がこれから活躍できる場を創らざるを得ないのだから。
千田 琢哉 (せんだ たくや)
文筆家。 愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。 東北大学教育学部教育学科卒。 日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。 コンサルティング会社では、多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。 のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって 得た事実とそこで培った知恵を活かし、 “タブーへの挑戦で、次代を創る”をミッションとして執筆活動を行っている。
■E-mail
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■ホームページ
http://www.senda-takuya.com/
作品紹介
たった2分で、自信を手に入れる本。
君の不安を勇気に変える63の言葉
20代のカリスマ・千田琢哉が贈る新感覚エッセイ。自信の種を育て、「本当の自信」を得るための63の方法。
定価:本体1,200円+税/学研プラス
バックナンバー
- 60代以降どれだけ輝いているかで、 人生は決まる。
- 好きな人を、 もっと笑顔にする。
- 頭のキレより、 好かれることのほうが大切。
- 金で買える自信があれば、 迷わず買えばいい。
- 大切な人との喧嘩別れは、 成功のリトマス紙になる。
- 貧乏人は、 余計なひと言が多い。
- 目的とかミッションとか、 うだうだ言わなくていい。
- 18歳までに落ちこぼれたことには、 もう関わらなくていい。