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森本義晴『「卵子力」をアップさせるライフスタイルBOOK』セレクション

更新日 2020.07.27
公開日 2014.11.07
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「赤ちゃんがほしい」と望む、すべての女性の皆さん。
 突然ですが、あなたの卵子は、毎日老化していることを知っていますか?
「えっ? 卵子が老化!?」
 いきなりこんな質問をされて、びっくりしたことでしょう。

 私たちがこの世に生まれた時、満タン状態だった生命エネルギーは、年を重ねるごとに確実に減っていきます。誰もが「老化」という問題を抱え、向き合っていかなければなりません。特に、これから赤ちゃんを産みたいと思っている女性の皆さんにとって、「卵子の老化」は重要で深刻な問題です。
 さらに、近年は男女とも結婚年齢が高齢化しているうえに、社会構造の複雑化、さまざまなストレスの増加、生活環境の汚染などによって、卵子の老化が早まり、若年であっても赤ちゃんに恵まれない人が年々増えています。では、卵子が老化したら、もうだめなのでしょうか?
 いいえ、そんなことはありません。じつは、「卵子を若返らせ、パワーアップさせる方法」があるのです。

 この本では、これまで私が診察してきた、年間11万人、計100万人以上の方々のデータをもとに築き上げた、「卵子力をアップさせる若返りのための極意」をしっかりとお伝えしていきます。

 体外受精技術が発明されて36年。目ざましい最先端医療の発達によって、多くの方が妊娠に望みを持てるようになりました。しかし、いくら最先端の技術を使って治療しても、重度の不妊で苦しみ妊娠できない、より多くの方々を救済するためには、「卵子の老化の時計」を少しでも逆戻りさせることが不可欠であると、私は強く感じたのです。
 そこで私は、細胞の中の小器官である「ミトコンドリア」に注目し、長い間この研究に取り組んできました。多くの問題を解決するための新たな挑戦の末、今では重度の不妊症の方が大勢妊娠するという成果を上げられるようになったのです。

 次回から、「卵子が若返り、卵子力をアップさせるためのライフスタイル」についてお伝えしていきたいと思います。

 

森本 義晴 (もりもと よしはる)

IVFなんばクリニック理事長/IVF JAPAN CEO 1951年生まれ。関西医科大学卒。同大学院修了。専門は生殖超微形態学。 日本IVF学会理事長、日本生殖医療心理カウンセリング学会理事長、日本受精着床学会常務理事、ASPIRE(Asia Pacific Initiative on Reproductionアジア太平洋生殖医学会)元理事長。 聖マリアンナ医科大学客員教授、近畿大学先端技術総合研究所客員教授、Pochon CHA University客員教授、関西医科大学非常勤講師、京都大学医学部保健学科非常勤講師、三重大学非常勤講師。 世界最大の不妊治療専門機関IVF JAPAN Groupを率いる。統合医療の実践とミトコンドリア研究を基に卵子の質改善の先端的治療に取り組んでいる。2014年冬に世界で初めての卵子のアンチエイジングをテーマにした不妊センター「HORAC」を設立予定。著書に『ドクター森本の不妊は家庭で治せる』(ゴマブックス)など多数ある。

 

作品紹介

Dr.森本の「卵子力」をアップさせるライフスタイルBOOK
赤ちゃんができる、理想的な身体と心になるために

今や6組に1組が不妊症です。原因は卵子の老化。妊娠成功率60%を誇るクリニックで指導しているさまざまなノウハウを伝授します。
定価:本体1,300円+税/学研プラス

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