あなたがどういうタイプの人間かが簡単にわかる、あるテストをしてみましょう。
まず、両手の指を組んでください。どちらの親指が上になっていますか?
次に、両腕を組んでください。どちらの腕が上になっていますか?
ドイツのライプチヒ大学で教鞭を執った、心理学博士の坂野登氏の研究によれば、「指の組み方」はインプットのタイプを、「腕の組み方」はアウトプットのタイプを表すそうです。
どちらも、上になっているほうと逆側の脳が優位に働いています。
つまり、左指や左腕が上なら感覚型の右脳が、右指や右腕が上なら理論型の左脳が優位に働いているわけです。
そして、それぞれの組み合わせで、人間には4つのタイプがあることになります。
●感・感タイプ……インプットもアウトプットも感覚型。楽天的で素直。マイペース、自分が好き。おっちょこちょいでルーズ。整理整頓が苦手な天才肌。
●感・論タイプ……インプットは感覚型で、アウトプットは理論型。個性豊かで、負けず嫌い。オタク的なこだわりが強いところがある。トクする出世タイプ。
●論・感タイプ……インプットは理論型で、アウトプットが感覚型。おしゃべりで、社交的。おちゃめで世話好き。おおらかで話がうまい。
●論・論タイプ……インプットもアウトプットも理論型。真面目で几帳面。冷静な完璧主義者。努力家で計画性はあるが、アドリブが苦手。賢く頼れる学者・官僚肌。
「感・感タイプ」には長嶋茂雄さん、「論・論タイプ」には蓮舫さんがいるそうですから、かなり当たっているような気がします。
さて、あなたは、どのタイプでしょうか?
ちなみに私は「論・感タイプ」です。
あなたの周囲の人たちを観察していると、その人の本当の姿が見えてくるかもしれませんね。
もっとも、私がここで言いたいのは、ゲームのようにタイプ当てをしてみようということではありません。そもそも、人間は「脳のタイプ」が違うのだということです。
「あの人、どうしてああいう態度をとるのかしら?」
「もっと、きちんと言ってくれなきゃ、わかるはずがないじゃない」
こうした不満は、性格うんぬんではなく、脳のタイプの違いからくるのだということ。だから、いちいち悪く考える必要はないということです。
脳タイプに違いがあることを知れば、自分と違うタイプの人も受け入れやすくなるはずです。
佐藤 伝 (さとう でん)
【習慣の専門家】行動習慣マイスター 1958年生まれ。福島県出身。明治大学卒。
都心にて創造学習研究所を30年間にわたって主宰。
NHK テレビ「おはよう日本」や雑誌「日経ビジネス アソシエ」でも、習慣のエキスパートとして紹介される。
氏の一貫したテーマは「習慣」であり、「習慣」に関する著作は、国内外で累計100 万部を突破している。 上場企業や教育機関での「行動習慣」についての講演は、わかりやすく具体的で、すぐ実践できるとその即効性が大好評。 問題解決9マス・ノートは、海外のメディアにも取り上げられ、ウィーン講演に続き、ニューヨーク・ミラノでも講演依頼が入るなど、その活躍のステージを広げている。 「なんとなくイイ気分」で生きることが最も大事と、独自の理論を展開。 そのスピリットを世界に伝えるため、自宅で学べる「行動習慣ナビゲーター認定講座(Dream Navigator?)」をスタートさせ、超・人気講座となっている。 親しみやすく謙虚な人柄から、「習慣といえば、伝ちゃん先生」と幅広い年齢層に慕われている。 国際ナイン・マトリックス協会会長
■佐藤 伝・公式サイト
http://satohden.com
■行動習慣ナビゲーター認定講座・公式サイト
http://kodoshukan.jp
作品紹介
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【習慣の専門家】として人気の佐藤 伝氏が、実行すると、人に好かれ、人間関係がみるみるよくなる魔法の習慣35を紹介する。
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