私たち人間は、心と体というふたつの生き物が合体した存在です。
このふたつのうち、心は自分が不滅だということを知っています。
一方、肉体は、自分が死すべき存在だと知っています。でも、そのときがくるまでは、この世で生きていたいと望んでいます。
そのため肉体は、自分自身に迫る危機をいち早く察知します。そして、自分が察知したことを心に伝えて行動を起こし、危機をまぬかれようとします。
「なんとなく出かけないほうがいいような気がする」
「今日は気分がいいから遠まわりしてみようかな」
もしも皆様が、これといった理由もなくそんな気持ちになったときは、肉体が心にメッセージを送っているのかもしれません。
ですから、ふと予定を変えてみたくなったり、悪い予感に襲われたりしたら、まずは気持ちを落ちつけて、ご自分の肉体にこう尋ねてみてください。
「体さん、予定を変えたほうがいいのですか?」
すると、何らかの答えが返ってくると思います。
この方法は、旅行をするときにも使えます。飛行機で海外へ行くときなどは、ご自分の肉体に、こう語りかけましょう。
「〇月〇日に、この家へ帰ってきます。体さん、お願いしますね」
これで肉体は、旅行中のアクシデントをうまく避けて、あなたを無事に家まで連れ帰ってくれるでしょう。
実は、ときおりご相談の場で、「〇月〇日に海外へ行きますが、飛行機事故にあわないでしょうか?」というご質問をいただくことがあります。
そんな不安があるときも、まずはこうして「体さん」に頼んでおくと安心です。
松原 照子 (まつばら てるこ)
1946年10月15日、兵庫県神戸市生まれ。経営コンサルタント、ライフアドバイザー、世の中の動きを見る「世見者」。自身のブログ「幸福への近道」で、東日本大震災の被災エリアを当てたことが話題となる。著書に『幸福への近道』(主婦と生活社)、『幸せを導く未来の暦』(宝島社)、『あなたの心が奇跡を起こす』(PHP研究所)、『「不思議な世界の方々」から教わった予知能力を高める法』(東邦出版)などがある。
作品紹介
心を整えて幸せを呼ぶ64の方法
不思議な世界の方々から教わった未来を感じとる知恵
311の東日本大震災を予言し、一躍注目を浴びた霊能者、松原照子が不思議な霊的世界の方々から教わったスピリチュアル開運法を公開。簡単な呪文と習慣で、だれもが幸運を手にできる秘法はもちろん、超感覚的な「感」を磨く実践術をやさしく教えてくれる。
定価:1,300円+税/学研プラス