『学研まんがNEW日本の歴史』発刊記念 まんが家さんスペシャルインタビュー④
『学研まんがNEW 日本の歴史 第2巻『飛鳥の朝廷から平城京へ』
好評発売中の『学研まんがNEW 日本の歴史』はもうごらんいただけましたでしょうか? さて、発刊を記念したスペシャル企画、まんが家の先生がたからのメッセージの第4回は、この方です!!
第4回 河伯りょう(かわかみりょう)先生
第2巻『飛鳥の朝廷から平城京へ』
■今回のまんがを描き終えた、率直なご感想をお願いします!
河伯先生 参加させていただき、大変光栄に思います。「日本の歴史」をまんがで描くことは以前からの夢でした。100点満点とは言えませんが、今後もがんばって歴史まんがを描いていきたいと思います。
■登場人物や場面について、製作中に思われたことを教えてください(特に思い入れの強い人物、描きにくかった人、力の入ったシーン、など)
河伯先生 大化の改新は以前から描いてみたいシーンでした。中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)も中臣鎌足(なかとみのかまたり)も自分のイメージで描かせていただいたのですが、本当は蘇我入鹿(そがのいるか)をもう少し描き込みたかったです。逆に聖武天皇(しょうむてんのう)は、どう見てもまんがのヒーローらしからぬ人物で、こんな小太りのおじさんでいいのだろうかと、迷いながら描いていました。
■ご担当巻に関わらず、先生の好きな時代、歴史上の人物を、
教えてください(理由も教えてください)!
河伯先生 以前は戦国時代が好きで、徳川家康(とくがわいえやす)のファンでしたが、最近は飛鳥・奈良時代に注目しています。中国・朝鮮半島・日本が、国家形成にむけて劇的な国際関係を展開する大変おもしろい時代です。また、個性的な人物が多く、その行動には古代史らしいダイナミズムがありますね。中でも中臣鎌足は権力をになったあとの身の処し方が見事で魅力的です。
■子どものころ、まんが版日本の歴史を読まれましたか?(出版社問わず)読まれて、どんなことを思いましたか? 印象に残っている人物やシーンがありましたら教えてください。
河伯先生 学校の図書館でさまざまな出版社の歴史まんがを読みました。読んで思ったことは、ズバリ「自分だったらこう描くのに!」σ(^◇^;)でも今回仕事をして、なかなか思うようには描けないということを勉強しました。
■最後に、今回のまんがを読む子どもたちに、メッセージをお願いします。
河伯先生 わたしの描いたイメージを踏み台にして、歴史に対する想像力を大いに広げてください。皆さんの中に、自分だけの「日本の歴史」のイメージが出来上がるはずです。
こちらのイラスト&メッセージは、
今回のために河伯先生が描いてくださいました!!
●河伯先生の作品
「まんがヒーロー列伝 日本の歴史ライバル対決」
「日本の歴史 まんが人物伝 戦国武将編」(ともに学研)