ネコの腎臓病治療が期待される薬はいかにして作られたか『AIMの研究 「世界初」のネコが長生きする薬ができるまで』発売

■人々の想いを受けた現在形の科学研究
日本では約900万頭のネコが飼われています。家族のような存在として、人と暮らすネコの寿命は現在15~20年ほどとされています。でも、本当はもっと長く生きられるはずだと聞いたらどう思いますか。
じつはネコの多くは年を取るにつれて腎臓病にかかり、本来の寿命が来る前に命を落としています。腎臓病は一度かかると治すことが難しいとされる病気です。多くの飼い主さんたちが、このネコの宿命ともいえる病気につらい思いをしてきました。この本に出てくる研究者、宮崎徹さんは「AIM」というタンパク質を発見して、ネコの腎臓病治療が期待される薬を開発しました。この薬が実用化されればネコの寿命が大きく延びる可能性が出てきます。
2026年4月24日、宮崎さんは動物用の治療薬として、農林水産省へ製造と販売の承認を申請しました。
この本ではコロナ禍による研究の頓挫、全国の愛猫家たちの寄付金による研究再始動、そしていよいよ製造販売を目的とした国への承認申請を行ったところまでを追いかけます。東大教授を辞してまで、「治せない病気を治したい」と突き進む宮崎徹さんが歩んできた道のりと、それを応援する多くの人たちが登場する、科学研究のお話です。
■監修者プロフィール

◉監修:宮崎徹(みやざきとおる)
AIM医学研究所 代表理事。医学博士。「治せない病気を治す」を目標に、免疫学の研究者としてヨーロッパやアメリカの研究機関で成果を挙げる。1996年に発見した未知のタンパク質「AIM」によるさまざまな病気の治療効果の研究を重ねる。ヒトだけでなくネコ(猫科動物)の腎臓病治療の効果を解明し、薬の開発にも携わり大きな期待を集める。著書に『猫が30歳まで生きる日』、共著に『科学のカタチ』(ともに時事通信社)など。
AIM医学研究所:https://iamaim.jp/
もくじ

<学研の科学ブックスとは>
シリーズ累計発行部数50万部超の小学生向けの実験キットつき書籍『学研の科学』から生まれた科学ノンフィクションシリーズです。思わずあこがれてしまうようなかっこうよい科学者の、現在形の研究をわかりやすく、でも手加減せずに描いていきます。悩み、失敗して、でもあきらめない研究者のすがたを届けます。
商品概要

■タイトル:学研の科学ブックス 『AIMの研究 「世界初」のネコが長生きする薬ができるまで』
■監修:宮崎徹(AIM医学研究所・医学博士)
■定価:1,760円(税込)
■発売予定日:2026年6月4日
■ISBN:978-4-05-206339-8
■発行所:株式会社 Gakken
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