お手入れ不要で、ずーっと楽しめる。自由な発想で楽しめてインテリアにも最適! 魅力いっぱいのクラフト盆栽の作り方からアレンジ方法、楽しみ方を豊富な写真とともに丁ねいに解説
もくじ
育てる手間もお手入れも不要なのに一生枯れない!
自由な発想でアレンジも自在! 魅力いっぱいのクラフト盆栽
――― 本書のここがスゴイ! ―――
・はじめてでも「本物のようにクオリティの高い盆栽」が作れる!
・基本の松から、桜、かえで、みかん、きのこまで! アレンジ例いろいろ
・かわいく飾れて、ご自宅のインテリアやギフトにも最適
私たちを取り巻く自然と、そこに生きる生命の力強さを小さな鉢に表現した日本の伝統文化である「盆栽」。「癒し」や「生きる姿」を感じる自然芸術として、近年、世界中から注目を集めています。
そんな盆栽の魅力を、もっと手軽に「作って」「飾って」楽しむことができるように手作り作品にしたのが「クラフト盆栽」です。時間も手間もじっくりかけて育てたような本物そっくりの「盆栽」が、はじめて作る人でもわずか数時間で作れてしまいます。
本書は盆栽の世界を紹介しながら、初心者でも気軽にトライできる「ミニ盆栽」の作り方を、豊富な写真とともに丁ねいにご紹介。さらに水やりなどの世話がいらず、土が無いため場所を選ばずに飾れるクラフト盆栽ならではのインテリアや、テーブルコーディネートの提案も盛り込みました。
「今まで何か手芸を楽しんだことがある方なら、その簡単さと仕上がる作品のクオリティの高さにびっくりするかもしれません。クラフト盆栽づくりは、年をとってもずっとずっと楽しむことができるもの。もしかしたらあなたにとって一生楽しめる趣味との出会いになるかもしれません。」(本書「はじめに」より一部抜粋)
担当編集者がキットを利用して実際に作ってみました!

①キットが到着!

②恐る恐る作業開始。

③基本の方角に、思い切ってぐいぐいと曲げる。

④本当に盆栽になるのかな……。

⑤松葉のバランスが難しい。

⑥骨っぽい松まで到達。

⑦一気に「盆栽」らしく。塗るのが超楽しい!

⑧ついに完成! ここまで約90分でした。
わずか90分でこんなに完成度の高い「盆栽」が作れるなんて!
どんどん松っぽくなっていく感動とワクワク感を、ぜひ体験してみてください!
キットは、松を作るためのすべての材料だけでなく、幹のりを塗る筆や、クラフト用の土や苔を盛る際に便利なカニスプーン(!)などの道具まで入っていたので、あとは木工用接着剤や家庭用工具を用意するだけですぐに作業をはじめることができました。
はじめて作業するので、本を見ながら、ひとつひとつ手探りで工程を進んでいったのですが、没入感があって気持ちが良かったです。
一番の盛り上がりは幹のりを幹の芯に塗り込んでいくところから! それまで「これが松になるの?」という不安が若干ありましたが、一気に「わぁ! 松っぽくなった」という感動を味わえます。日ゴケをふりかけて「わぁ!」、土を盛って「わぁ!」、山ゴケを乗せて「わぁ!」。
畳みかけてくるようなワクワク感が味わえました。
終わってみれば、作業はわずか90分ほど。しかも我ながら完成度の高い「盆栽」になりました。この体験はぜひ味わってほしいです。
ちなみに、完成して窓辺に飾っていますが、緑が増えて、お部屋がぐっとランクアップしました。水やりなどをしないのに、ずっと美しい盆栽のままです。(編集S)
本書の内容
・はじめに
・クラフト盆栽とは?
・クラフト盆栽のいいところ
・クラフト盆栽に必要な主な材料と道具を紹介します
・この本の使い方
・クラフト盆栽の世界

▲格式と優雅さが調和した作品から、愛らしいミニサイズの作品まで勢ぞろい。奥深く多彩な魅力にあふれたクラフト盆栽の世界に引き込まれることうけあいです。
●キットを使って作りましょう

▲写真を豊富に使い、初心者にもわかりやすく解説。幹の芯など、あらかじめ加工された部材がセットになったキットを使えば、たったの1~2時間で作品が完成します。
●ステップアップ1⇒キットを使わずに作ってみましょう
●ステップアップ2⇒枝の数を増やしてみましょう
●ステップアップ3⇒花や実をつけてみましょう
桜/もみじ/〈バリエーション〉いちょう/みかん/〈バリエーション〉姫りんご・さくらんぼ
ピラカンサ/〈バリエーション〉ぶどう/アカマンマ/きのこ

▲既成の造花、樹脂粘土で作った実や葉を使えば、さまざまな植物を表現できます。「盆栽=古い、渋い」と思っていた人も「こんなかわいい作品も作れるの?」とびっくりするはず。
・クラフト盆栽のある暮らし

▲お手入れも不要で土も使わないから、どこにでも飾れるのがクラフト盆栽の大きな魅力。リビング、ダイニング、キッチン、ベッドルーム、サニタリー、玄関など、暮らしを彩るインテリアのヒントも満載です。
・information〈通販サイト情報・教室の紹介〉
・Q&A
・Column1 クラフト盆栽は壁掛けにもできます
・Column2 クラフト盆栽をプレゼントに!
著者プロフィール
日本クラフト盆栽作家協会

▲左から、青木桃子、青木悦子、馬場しんり
青木悦子(あおき・えつこ)
代表理事、代表作家。中央大学、シカゴ・アメリカンフローラルアートスクール、英コンスタンススプライ卒業。1966年に青木悦子エステルフラワーデザインスタジオ(現エステルフラワー)を設立し、フラワーアレンジメントの先駆者的活動を展開。1982年イギリスにて「禅と盆栽」をテーマに講演等を行う。2019年、日本の伝統文化、盆栽を手工芸にした「クラフト盆栽」の普及、作家の育成等を目指し「日本クラフト盆栽作家協会」を設立。展示会、ワークショップ、商品開発等、多様な創作活動を展開し、2021年にはオンライン講座を開講するなど、その魅力を広く発信。伝統と革新を融合させ、人々が手を動かし、心を豊かにする新しい盆栽のスタイルを追求し続けている。1997年国際芸術文化賞受賞。著書に『ブーケをどうぞ~あなたのウェディングブーケに出会える本』(光村印刷)など。
青木桃子(あおき・ももこ)
理事。文化女子大学造形学部、文化服装学院卒業。美術、造形、ファッションデザイン、テキスタイルデザインなど、幅広い分野を学ぶ。1988年よりフラワーデザインの道に入り、現在はエステルフラワーの代表取締役を務める。二つの結婚式場にて専任フローリストを担当、年間200組以上のブライダルフラワーを手がけている。クラフト盆栽の繊細な花作りを得意とし、広告用クレイフラワーの制作にも携わる。受賞歴として、フロールエバープリザーブドフラワーコンテスト第5回・第6回に連続入選するなど、高い評価を受けている。
馬場しんり(ばば・しんり)
理事。日本大学芸術学部卒業後、TV番組制作会社にディレクター、アシスタントプロデューサーとして勤務。1993年よりフラワーデザインを学び、エステルフラワーの講師に就任。結婚式場装花を手がけながら横浜のアトリエでドイツスタイルレッスン、オーダーなどをこなす。2019年よりFDA協会誌にてブライダル関連の記事を連載。クラフトならではの独創的な盆栽作品が人気。ネイチャーオールウェイズコンテスト最優秀賞ほか受賞歴多数。
商品概要
■書名:『はじめてのクラフト盆栽』
■著者:日本クラフト盆栽作家協会
■定価:1,870円(税込)
■発売日:2025年5月22日
■発行:Gakken
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