子どもたちに空を見ることを楽しんでほしい
茨城県出身で、現在つくば市にある気象庁気象研究所で働く荒木さんは2年前にも自身の著書を茨城県内の学校に寄贈しています。今回の寄贈は『めくって学べる てんきのしくみ図鑑』(Gakken)と、『読み終えた瞬間、空が美しく見える気象のはなし』(ダイヤモンド社)の2冊。『てんきのしくみ図鑑』は、県内の小学校、義務教育学校、特別支援学校等に、『読み終えた瞬間、空が美しく見える気象のはなし』は、県内の小学校・中学校・高等学校、義務教育学校、特別支援学校等に届けられます。
来庁した荒木さんを笑顔で出迎えた柳橋県教育長は、「大変貴重な図鑑と単行本を県内のすべての学校に寄贈していただき感謝しています。最近はICTの授業でタブレットを使うこともありますが、図鑑を子どもたちが一緒に見ることで、また違った視点での会話が弾むのではないかと思います」と、子どもたちの学習に役立つことを期待していました。また教育現場での気候に関する授業のことや、防災についての話など、終始和やかな雰囲気で意見を交わしました。
●柳橋県教育長のコメント
『てんきのしくみ図鑑』は、特に小学校の低学年の生徒でも見やすいように作られていて、 しかけをめくったときに、子どもたちが「わー! こうなっているんだ」というのを感じてくれる楽しさがある本だと感じました。しっかりと各学校で活用させていただきたいと思います。
●荒木健太郎さんのコメント
子どもたちが空への興味をもったり、空っておもしろいと感じたりしてもらいたいという思いから、寄贈をさせていただいています。
空を見ている子どもたちが、空や雲の変化に気づいたときに、少しでも空の知識という背景があると全然違って見えるはずです。もちろん楽しむことが1番重要なんですが、その知識が「防災」につながるということもあるので、楽しみながら身を守るための知識をつけてほしい。私の本がそのきっかけになればうれしいです。
【荒木健太郎(あらき・けんたろう)プロフィール】
雲研究者・気象庁気象研究所主任研究官・学術博士・学術博士。1984年生まれ、茨城県出身。慶應義塾大学経済学部を経て気象庁気象大学校卒業。地方気象台で予報・観測業務に従事した後、現職に至る。専門は雲科学・気象学。防災・減災のために、気象災害をもたらす雲の仕組みの研究に取り組んでいる。映画「天気の子」気象監修者としても知られる。著書に『すごすぎる天気の図鑑』など多数。
本の紹介
しかけをめくって、天気のしくみを学ぼう!
しかけをめくると、雲や台風の中をのぞけたり、雨が降ったり、虹がかかったり。
身近な天気のしくみをダイナミックなしかけイラストで、楽しく大解剖する図鑑です。
身近にある天気の疑問が、この一冊で一気に解決! ペットボトルで簡単にできる雲の作り方や、自分でできる天気予報(観天望気)など、わくわくのトピックが盛りだくさん! さらに、美しい雲、夕焼け、虹等の写真や、地球温暖化、防災などのためになる情報も掲載。
大人も子どもも一緒になって楽しめる一冊です。
商品の紹介
■書名:『めくって学べる てんきのしくみ図鑑』
■著:荒木健太郎
■発行:Gakken
■発売日:2024年8月1日
■定価:2,420円(税込)
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