快適で安全に登山を楽しむ「軽量登山」の知識とテクニック

『軽量登山入門』

更新日 2024.06.04
公開日 2024.06.03
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登山道具を軽量化するには、山行の計画、登る山の難易度、時期、予想される天候など、さまざまな条件を考慮して最適化することが大切。そのための知識とテクニックを人気登山インストラクターが教えます。

『軽量登山入門』書影

▲表紙では著者の「1泊2日の山行装備例」を紹介。バックパックまで含めた総合計で約3.8kgという軽量化を実現しています。

ただ軽くするのではなく、「安全で快適な登山」のための軽量化を学べる1冊

 登山をしている時間の大部分は、荷物を背負って歩いています。
 登山経験のある方なら誰でも、背負う荷物が軽くなれば、山歩きが楽に、快適になることをご存じでしょう。疲労も軽減されるので、困難なルートでも、体力の衰えを感じていても、「行きたい山」を諦めなくてもよくなるかもしれません。
 そして実は、装備が軽くなることで、登山における安全性も高まります。装備は重ければ重いほど、歩行中にバランスを崩すリスクが高まり、最悪の場合は転滑落につながってしまいます。

 しかし、本当に必要な装備まで減らして、やみくもに軽量化するのもまたリスクになります。軽量化のメリットとデメリットをきちんと理解したうえで、軽量な装備を選択することが「安全・快適な山行」につながるのです。

・「死なないため」に持つべき装備とは何か
・「快適のためだけ」の装備とは何か
・何を残すのか、何を減らすのか
・どこから軽くするか、どうやって軽くするか
・何を買い替えるべきか

 本書は、人気登山インストラクター・栗山祐哉氏による、安全で快適な「軽量登山」のための知識とテクニックを学ぶことができる1冊です。

主な内容

■PART1 軽量化すべき理由
 山岳遭難事故防止のため
 快適に山を登るため
 登山の成功率を高めるため
 初心者と中高年こそ軽量化を

■PART2 軽量化理論
 死なないために持つべき装備
 快適のためだけの装備を外す
 重量変化の大きなものから変えてみる
 装備の不要な部分を加工する
 パッキング、フィッティングによる体感重量の軽減化
 道具の組み合わせで軽量化する
 スマートフォンの徹底活用

■PART3 基本装備の軽量化
 バックパック
 レインギア
 防寒着
 ヘッドライト
 ウォーターキャリー
 シューズ

■PART4 幕営装備の軽量化
 シェルター
 シュラフ
 スリーピングマット

■PART5 補給のための装備の軽量化
 調理道具
 食料

■PART6 非常時装備などの軽量化
 ファーストエイドキット
 エマージェンシーキット
 ナイフ
 着替え
 生活用品
 雪山装備
 クライミングギア

「快適に山に登るため」紙面

「重量変化の大きなものから替えてみる」紙面

「装備の不要な部分を加工する」紙面

「ヘッドライト」紙面

「シュラフ」紙面

「生活用品」紙面


著者プロフィール

 栗山祐哉(くりやま・ゆうや)
・登山教室 「Kuri Adventures(クリアドベンチャース)」 代表。
・JMIA日本登山インストラクターズ協会認定 上級登山インストラクター
・SMPO 日本安全登山推進機構 代表理事
・アウトドアブランド「Ferrino」公式アンバサダー
 豊富な経験と蓄積し続けた圧倒的情報量と、科学的根拠に基づいた理論的な技術指導を得意とする。山岳専門誌やテレビ番組に多数出演する人気登山インストラクター。

Kuri Adventures


商品の紹介

『軽量登山入門』書影

■書名:『軽量登山入門』
■著者:栗山祐哉
■発行:Gakken
■発売日:2024年5月30日
■定価:1,760円(税込)

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