全3冊が同時重版! 読書感想文にぴったりの児童読み物「消えた」シリーズ

「消えた」シリーズ

更新日 2023.08.07
公開日 2023.08.04
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小学校中学年向け!学校にあるものが次々と消えていく謎にせまる!?

「消えた」シリーズ 書影

「消えた」シリーズは、2018年にシリーズ第1作『消えた時間割』、2020年に第2作『消えた落とし物箱』、2022年に第3作『消えた図書室』が刊行されました。子どもたちが力を合わせて、小学校にまつわるさまざまな謎を解きながら成長していくお話で、『消えた時間割』は第52回夏休みの本(緑陰図書)に選ばれました。ミステリー要素も交えながら、カラーイラストの数も多く、小学校中学年男女が読みすすめやすい構成となっています。

 第1作で消えたのは「時間」、第2作で消えたのは「もの」、第3作で消えたのは「場所」と、各巻で登場する謎は、どれも不思議で、個性豊かなものばかり。この謎を解いた先に見えてくるのは、クラスメイトとの友情だったり、おじいちゃんやおばあちゃんの大切な思い出だったり。人のぬくもりが伝わる感動的なエピソードが読者を待ち受けています。

 この夏の読書感想文の題材にもぴったりな「消えた」シリーズ3冊について、作者の西村友里さんから、それぞれの魅力やおすすめシーンなどについてメッセージをいただきました。さらに、「消えた」シリーズにおける次回作のヒントについても明かしてくれました。「消えた」シリーズの今後に、ぜひご注目ください。

作・西村友里さんからのメッセージ

 消えたシリーズを読んでくれているみなさん、ありがとうございます!
 ドキドキわくわくの「消えた」シリーズ。
 どのシーンも大切ですが、特に気に入っているのは――。
『消えた時間割』では、ひと月分の時間割全部が消え、クラスになぞが襲いかかるところ。ここで、みなさんが一番ドキっとしてくれるんじゃないかな。
『消えた落とし物箱』に登場するおじいちゃんの思い出は、書きながらジーンとするものがありました。みなさんにも何か伝わると嬉しいです。
『消えた図書室』では、隠されていた地下室のドアが、ギシッと音をたててゆっくり開く瞬間……。書いている私もドキドキしていました。
 みなさんに、なぞを追いかけ、わくわくドキドキしてほしいと思いながら書きました。あなたはどの場面を気に入ってくれるかな。
 さて、次は皆さんが知っているあの人が、消えるかもしれませんよ。

<西村友里プロフィール>
 京都府出身。小学校に35年間勤務。そのかたわら創作活動をつづけ、作家に。『たっくんのあさがお』で第25回ひろすけ童話賞受賞。『オムレツ屋へようこそ!』は第59回青少年読書感想文全国コンクール課題図書。『消えた時間割』は第52回夏休みの本(緑陰図書)。

『消えた時間割』あらすじ

 クラスで配られる時間割に、墨汁が飛びちった。
 そんなこと、ちっとも気にしていなかったけど。
 わたしの時間割にあった、月曜日の「体育 鉄ぼう」。
 本当に、なくなったんだ。墨汁が消したとおりに。
 これって、ぐうぜん……?
 そうともいえない。
 だって、クラス中で不思議なことが起こってる!

『消えた時間割』紙面

『消えた落とし物箱』あらすじ

 クラスの落とし物箱がなくなった。
 しかも、校長先生から借りた大事な本を入れたまま!
 でも、すぐに見つかると思っていたのに。
 あの落とし物箱には、なんだか不思議な力があるらしい。
 勝手に消えたり、あらわれたり。
 そんなの、ただのかんちがいだよね……?
 チームワーク ゼロの5人が、落とし物箱のなぞを追う!

『消えた落とし物箱』紙面

『消えた図書室』あらすじ

 ぼくのひいおばあちゃんが、
「図書室がなくなった」といいだした。
 数日前に行ったときはちゃんとあったのに、なぜ?
 友だちとうわさの図書室に向かったら、
 たくさんの本が運びだされていて……。
 ぼくたちが図書室で見たものとは!?

『消えた図書室』紙面

「消えた」シリーズに寄せられた読者のみなさんの声

・子どもみんながよろこぶ本だと思います。(小4女子)
・なぞがいっぱいで話がおもしろい。(小3男子)
・最後にどうなるかドキドキした。(小4女子)
・ぼくだったら、なにを消そうかな♪(小3男子)
・いっきに全部読みました。(小3女子)

商品の紹介

ジュニア文学館『消えた時間割』書影

■書名:ジュニア文学館『消えた時間割』
■作:西村友里 編:大庭賢哉
■発行:Gakken
■発売日:2018年4月26日
■定価:1,430円 (税込)

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ジュニア文学館『消えた落とし物箱』紙面

■書名:ジュニア文学館『消えた落とし物箱』
■作:西村友里 編:大庭賢哉
■発行:Gakken
■発売日:2020年7月16日
■定価:1,430円 (税込)

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ジュニア文学館『消えた図書室』書影

■書名:ジュニア文学館『消えた図書室』
■作:西村友里 編:大庭賢哉
■発行:Gakken
■発売日:2022年7月14日
■定価:1,430円 (税込)

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