発達障害のある子どもの行動問題の謎を解き明かすことが改善のヒント
『応用行動分析学から学ぶ 子ども観察力&支援力養成ガイド 改訂版』
その場で求められる適切な行動がとれないのには理由がある!その背景を知る、支援する方法を応用行動分析学をもとに解説します。
子どもの行動に着目して支援に生かす「応用行動分析」って?
応用行動分析学(ABA)は、発達障害のある子どもの療育など発達支援の分野で多く用いられています。行動の直後に、その子どもにとって「よいこと」が起こると、その行動は起きやすくなり、逆に「嫌なこと」があると起きにくくなるという行動心理に基づいています。
この本では、応用行動分析学に基づいて、その行動が起こった「きっかけ」と「結果」に注目することで、「なぜその行動が起こったのか」を理解して、「どうしたらその困った行動が減るのか(良い行動が増えるのか)」をわかりやすく解説します。
子ども自身の力で改善されていくようにする
発達障害のある子どもがパニックを起こす、友だちをたたく、授業中に騒ぐ、暴言をはくなどの行動をやめさせようと、大人が思い込みの支援をした結果、かえって問題を悪化させることがあります。
また、大人が叱ってやめさせたとしても、それは子どもが自ら行動をしなくなったのではありません。問題が先送りになっただけということも。
この本では、その行動が起きる前と後を観察してカレンダーなどに記録するところから始めて、子どもに合わせた支援をすることで、子ども自身の力で改善されていくようにします。
子どもが困った行動が起こさなくてすむようにできる
子どもの適切な行動を増やすことで、結果的に困った行動を起こさなくてすむようにできます。
この本では、困った行動が起きる理由を見つけ、どのようなときに起きやすいか予測し、子どもが自ら適切な行動を起こしやすい状況を作り出す方法を紹介します。幼稚園・小学校・中学校・高校・特別支援学校などの例を出しながら、個別支援、家庭での支援、落ちついた学級づくりに役立つ1冊です。
商品の紹介
■書名:『応用行動分析学から学ぶ 子ども観察力&支援力養成ガイド 改訂版』
■著者:平澤紀子
■発行:Gakken
■発売日:2023年4月20日
■定価:1,980円 (税込)
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