自由研究アイデア「ARを使って、原寸大の恐竜を街に歩かせてみよう!」

『学研の図鑑LIVE 恐竜』

更新日 2019.07.25
公開日 2018.08.02
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 恐竜好き! という子も、いざ恐竜をテーマに自由研究を考えようとするとなかなかアイデアがわかないもの。そこで、『学研の図鑑LIVE 恐竜』の編集担当者に図鑑を使った、夏休みの自由研究のテーマについて教えてもらった。

 

“原寸大”の恐竜を現代の街に歩かせてみよう!

学研の図鑑LIVE 恐竜』では、スマホを使って3D画像(AR)が見られ、写真がとれるようになっています。この3D画像を使うと、“原寸大”の恐竜を街によみがえらせることができます。
 恐竜の大きさは図鑑で調べてみましょう。
 たとえばティラノサウルスは全長(口の先から尾の先までの長さ)が12〜13メートルもある巨大肉食恐竜です。
 縮尺をあわせて、車や建物を背景にリアルサイズの恐竜を街に歩かせれば、恐竜がどのくらいの大きさだったかということがわかります。

                               
 動物園に行った時に、同じように3D画像(AR)の恐竜と動物たちを比べてみてもいいでしょう。アフリカゾウは体高が3〜4メートル、キリンは頭の高さが5メートルあまり。先ほどのティラノサウルスと比べてみると、恐竜の大きさがひと目でわかるはずです。

 大きさの比較というのは単純ですが、どのようなものと比べるかで面白さも広がりますし、数値だけというより、リアルに大きさを理解することができます。撮影した写真をレポートに貼り付ければ一目瞭然ですね。

 『学研の図鑑LIVE 恐竜』には代表的な8種類の動く恐竜とその骨格の3D画像(AR)が見られるようになっています。
今年の夏は、3D画像(AR)で恐竜たちを飛び出させ、街やお出かけ先でいろいろなものと大きさ比べをしてみるのはいかがでしょうか。

オリジナルの恐竜図鑑を作ってみる

『学研の図鑑LIVE 恐竜』は、「竜盤類」「鳥盤類」……など、恐竜の分類ごとに分けています。主に恐竜の形によって分けられているということですね。
 これを生息した「時代」によって並び替えてみましょう。
 それぞれの分類から代表的な恐竜をピックアップして、三畳紀、ジュラ紀、白亜紀……と割り振っていくのです。
 どの時代にどのような恐竜がいたのか、その時代はどういった環境だったのかなどをさらに調べたり、考察を加えたりすれば、「時代別オリジナル図鑑」のできあがりです。
 または、化石が発見された“場所”という観点で分けてみてもおもしろいです。
 たとえば模造紙に世界地図を描き、発見された国に恐竜の名前を書き込んでいくと、世界のどの地域で多く恐竜が発見されたのかわかりますね。

恐竜の名前事典を作ろう

 恐竜には世界共通の名前である「学名」がつけられています。
 基本的にラテン語なのですが、体の特徴や発掘地の名前など、どういう意味のものが使われているのかをまとめていくと「学名事典」ができあがります。
 たとえば、「ティラノサウルス」ならば、「ティラノ」はあばれんぼう、「サウルス」はとかげという意味があります。3本の角があるトリケラトプスは、「トリ」=3本、「ケラト」=角のある、「オープス」=顔、という意味です。

恐竜の色予想をしてみよう

 恐竜の色は、ほとんどわかりません。図鑑の恐竜は、現在の爬虫類や鳥類を参考にしてえがかれています。
 しかし、最近、羽毛の化石の研究で、ミクロラプトルやアンキオルニスといった、色がわかった恐竜もいます。図鑑でこれらの色を参考にして、いろいろな恐竜の色を予想してみましょう。恐竜は、色の区別ができたと考えられています。敵に見つかりにくい色、おす・めすの色など、色を予想してみましょう。

恐竜パーツ対決 

 ひと口に「恐竜」といっても、その種類によって、頭の形や歯の形などが全然違います。
 たとえば、ティラノサウルスとトリケラトプスの歯をそれぞれ見てみましょう。ティラノサウルスの歯は太くて長く、肉を切り裂く形ですが、トリケラトプスは口先に歯がなく、たくさんの奥歯があります。ここから、どういうものを食べていたかということがわかります。
 または、代表的な恐竜を取り上げ、頭、歯、足、爪、尾などの形を比べるなど、表にしてまとめてもいいですね。


 博物館などに行くと、恐竜の骨格や模型を見ることはできますね。でも、恐竜は大きいので、たいてい下から眺めるだけになってしまいます。
 3D画像ならば、上から見たり後ろから見たりできるので、骨格の観察にはもってこいだと思います。
 今、絶滅してしまっている恐竜だからこそ、リアルに再現している『学研の図鑑LIVE 恐竜』。本を眺めているだけで、自分が恐竜のいた時代にタイムスリップしたかのような感覚になれるはずです。
 今は『LIVEポケット』という小型版もあるので、博物館に行くときなど持ち歩きにおすすめです。ぜひ博物館などへのお出かけに持っていってください。

話をきいたのは…

学研の図鑑編集部の松下清さん。小学生のころは、スポーツに熱中し、夏休みは毎朝カブトムシ、クワガタムシを採りに出かけていたそう。大学時代は英語などを勉強し、入社後は、学年誌「〇年の科学」、教材の情報誌の編集を経て、図鑑の編集担当に。

 

商品の紹介

■書名:『学研の図鑑LIVE(ライブ) 3巻  恐竜』
■監修:真鍋 真
■発行:学研プラス 
■発売日:2014年6月20日
■価格:本体2,000円+税

■付属DVDのサンプル映像はこちらから

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