おもしろいテーマ選びからまとめ方まで、 夏休みの自由研究はこの1冊で万全!

『まとめ方がよくわかる! 学研の小学生の自由研究 科学編』

2018.07.11

人とは違う自由研究が、手軽にできる!

 子どもに取り組ませにくい夏休みの宿題は「自由研究」と「読書感想文」だというのはよく聞く話。毎年、頭を悩ませる保護者の皆様におすすめしたいのが『まとめ方がよくわかる! 学研の小学生の自由研究 科学編』だ。

 本書には自由研究のアイデアやネタがたくさん詰まっている。たとえば「簡単面白レンズ」「リモコン、邪魔じゃま実験」「テントウムシめいろ」「ザリガニだましづり」「ゴムで動くびっくり動物」「自動コイン選別マシン」等々、身近な道具を使った実験、生き物や自然の観察、ものの性質などを利用した工作が満載だ。

 この中から、子どもが日頃気になっていることを見つけて掘り下げるのもいいし、好きなことをとことん極めるのもいい。「やってみたい!」というテーマが見つかるはずだ。

 各テーマには対象学年をはじめ、難しさ、所要時間が示されている。漢字にはすべてルビが振られているので、低学年の子どもでも一人で読める。

 

シンプルな実験なのに深い結果を導ける

 本書には身近な材料でできるものばかりが紹介されているから、手軽に取り組める。

 たとえば、1~4年生向けの「かんたんおもしろレンズ」。この実験で用意するのはペットボトル、水、虫めがねだけ。水を入れたペットボトルを通してものを見たときにどのように見えるか、虫めがねで見たときとどう違うかを検証する。ペットボトルを通すだけで鼻や口が横にびよーんと伸びたり、顔がさかさまになったりするのは興味深いし、写真を撮っても盛り上がるだろう。

 しかし、実験はそれだけにとどまらない。ビニール袋やビー玉、5円玉の穴に水をたらすなど、別の「レンズ」を使うというバージョンアップの提案もある。

 さらに、「科学」を突き詰めたい人には、「レンズの種類と光の進み方」という解説に従って「とつレンズ」と「おうレンズ」の仕組みに触れ、望遠鏡やカメラ、メガネ等のレンズについて考えるきっかけを促している。

 家にある材料で、簡単な実験をしているのに、ここまで深く発展させられるのは本書ならでは。調べたことを子どもが「誰かに伝えたい!」と思えるような研究になれば、モチベーションもあがるだろう。

 

 

まとめ方・発表の仕方まで丁寧にフォロー

 自由研究はテーマ選びもさることながら、まとめ方を考えるのも悩みどころ。

 本書ではまとめ方の例やレポート例の掲載にとどまらず、「見やすさの工夫」として、もぞう紙、スケッチブック、アルバムなどまとめる方法の提案がある。おまけに「失敗しないもぞう紙の書き方」指南もされているのだ。

 さらに、みんなの前でどのように発表すればいいかというポイントが示されているのも本書の魅力の一つだろう。

 

 しかし、ここまで丁寧な説明がされていながら、「はじめに」には「結果はいつも同じになるとは限らない」「工作はこの本の通りに作らなくてもいい」とある。つまり、長期間の休み中に試行錯誤を繰り返し、普段、学校ではなかなかできない体験ができればいいということだ。本書で、身近で簡単、見栄えの良いテーマを見つけ、子どもの「好きなことを極めるチャンス」にしてほしい。


■書名:『小学生の自由研究 科学編 改訂版』
■編:科学編集室
■発行:学研プラス 
■発売日:2012年6月15日
■定価:本体950円+税

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