もしあなたが魅力的なアイデアを出しながら、人とお金を集めたいのであれば、ぜひ憶えておいてもらいたいことがある。
何かハプニングがあった際、野次馬になって一緒に騒ぐのではなく、野次馬たちの表情をきちんと観察することだ。
バーゲンセールや無料試食会が実施されていたら、その群れの中で争奪戦を繰り広げるのではなく、群れを観察することだ。
もちろん、参加者として楽しむ機会があってもいい。
だが、人生のすべてにおいて参加者であり続ける限り、成功はできないのだ。
どんな世界でも参加者99に対して、
仕掛け人の比率は1だ。
99の参加者が仕掛け人の1に対して、お金をどんどん運んでくる。
99の参加者はいつまで経っても払い続ける立場であり、1の仕掛け人はいつも回収する立場だ。
結果として、
99の参加者は貧乏のままであり、
1の仕掛け人は富んでいく。
これが紛れもない事実なのだ。
一度でいいからその他大勢の群れから飛び出して、じっくり観察してみよう。
必ずそれを観察している人間と目が合うはずだ。
目が合った人間は、仕掛け人だ。
人はどんなことに対して、どんな表情を見せるのかを憶えていくことだ。
人の喜怒哀楽を生で感じる経験は、これからの人生で強烈な武器になる。
政治も経済も、すべては人の喜怒哀楽で動いているからだ。
千田 琢哉 (せんだ たくや)
文筆家。 愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。 東北大学教育学部教育学科卒。 日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。 コンサルティング会社では、多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。 のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって 得た事実とそこで培った知恵を活かし、 “タブーへの挑戦で、次代を創る”をミッションとして執筆活動を行っている。
■E-mail
info@senda-takuya.com
■ホームページ
http://www.senda-takuya.com/
作品紹介
たった2分で、自分を変える本。(文庫版)
君の決意を支える63の言葉のサプリ
自分を変える秘訣は1%ずつ、100回かけて変わっていくこと…。20代、30代のカリスマ・千田琢哉の人気作、待望の文庫化!
定価:552円+税/学研プラス
バックナンバー
- 人生は変えるものではなく、 変わるもの。
- 物を捨てると、 年収が上がる。
- 仕事とは、人間を研究すること。
- 相手に「ありがとう」を 強要する挨拶は、いやらしい。
- 「義務」という文字を、すべて「権利」に置き換えてみる。
- 常識を捨てる 快感を知る。
- 100%変えようと力むと挫折する。 1%ずつ100回変えよう。
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