課されたノルマは、 自分で勝手に上方修正する。

千田琢哉『たった2分で、自分を磨く。』セレクション

更新日 2020.07.30
公開日 2016.04.25
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 ノルマを与えられると、どうしてあんなに苦しいのだろう。
 他人から強制されることを人はとても嫌うからだ。
 ノルマに限らず、他人から自分の目標を強制されるのは、牢獄に閉じ込められるようなものだからだ。
 とはいえ、ノルマが与えられるのは仕方がない。

独立して成功しない限り、
ノルマと無縁で暮らすのはほぼ不可能だ。

 では、ノルマとはどうやって付き合っていけばいいのだろうか。
 ノルマとどう付き合えば、牢獄に閉じ込められたことにならないだろうか。
 それは、自分でノルマを修正してしまうことだ。
 もちろん勝手にノルマの下方修正をすれば、即刻リストラ対象になってしまう。
 だが、上方修正なら誰からも文句を言われることはない。
 これは冗談で言っているのではなく、自分で上方修正したほうがノルマは楽しくなるのだ。
 今月100万の売上ノルマを与えられたとしたら、自分で勝手に200万や300万に上方修正してしまうのだ。
 100万のノルマを与えられて、バカ正直に100万を目指すから達成できないのだ。
 100万を目指しているということは、最大で100万ということだから、心の中では80万や90万でも仕方がないと勝手に下方修正しているのだ。

最初から200万や300万を
目指していれば、根本的に言動が変わる。

 試してみればわかるが、100万を目指すより200万を目指すほうが楽しい。

 

千田 琢哉 (せんだ たくや)

文筆家。 愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。 東北大学教育学部教育学科卒。 日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。 コンサルティング会社では、多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。 のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって 得た事実とそこで培った知恵を活かし、 “タブーへの挑戦で、次代を創る”をミッションとして執筆活動を行っている。

■E-mail
info@senda-takuya.com

■ホームページ
http://www.senda-takuya.com/

作品紹介

たった2分で、自分を磨く。
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