これまで私は、鑑定を通じて、「良いことは、誰かれかまわず話してはダメ」「悪いことはどんどん人に話そう」とずっと言い続けてきました。このことについてお便りをいただきましたのでご紹介します。

鑑定日記——ワクワク感がいつまでも続く

　鑑定をきっかけに、先生の著書を拝読しましたが、「良いことは話さない（離さない）、悪いことはどんどん話す（離す）」という言葉は目からウロコでした。
　今は、多くの人がフェイスブックなどで２４時間、良いことを友人知人に公開しまくっている時代です。私も、ラッキーなことはどんどん人に話して発散するものと思っていたのですが、投稿した後は何か気が抜けるように感じていました。
　ところが、先生のこの言葉に出会ってから、気を付けないといけないと思い、良いことがあっても自分の中にとどめるようにしていたら、ワクワクした感覚がいつまでも続くようになりました。なんだか毎日がとても楽しいです。こうすれば、幸せを掴む体質になるのでしょうか。
（Ｙ・Ｆさん　女性）
　
　Ｙ子さんからのこのお便りには、とても大切な内容が表現されています。
　良いことを話して（離して）しまったときには、「気が抜ける感覚がする」、良いことを話さない（離さない）でいると、「いつまでもワクワクする感覚が持続する」。
　この“ワクワクする感覚”が、まさに“幸せの気”の感覚であり、“幸せの気”は“陽の気（プラス・エネルギー）”です。
　良いことをあなたから聞いたときに、その“幸せの気”をますます増やしてくれる相手ならば話してもいいのですが、そうではない相手に話してしまうと、スーッと“幸せの気”が抜けてしまいます。
　話すと離すはイコールです。この感覚がはっきり感じられたＹ子さんは、サイキック（超能力者）かもしれませんね。

　陽の気は、あらゆる幸せな出来事や物になって現れます。それは、恋人、結婚相手、子宝、お金、家屋、名誉・名声、健康、才能、素晴らしい作品、ヒットするアイデア、支援者、可愛いペットも……。
　逆に陰の気は、不幸を呼びます。いい結婚相手に巡り会えない、いい仕事に就けない、才能が認められない、対人関係の苦しみ、いじめ、家族の悩み、貧乏、汚名、病気……。
　ですから、“幸せの気”を増やしてくれる相手にだけ話し、“幸せの気”を打ち消してしまう相手には話さないでいると、陽の気がどんどん貯まっていって、あるとき「ドッカ〜ン！」と大きな力を発揮して幸運が訪れます。
　そして“陰の気”の悪いことは話して吐き出しておかないと、それが溜まって不運がもたらされます。