人生に誤解はつきものだ。
一度も誤解されないように
人生を送るのは、まず不可能だ。
あなたも誤解されて悔しい思いをしたことはあるはずだ。
誤解された場合、言い訳はしてもいい。
ただし、言い訳は1回に留めておくことだ。
1回だけきちんとストレートに伝えたら、後は相手に解釈を委ねることだ。
相手が理性を失って感情的になり、理解しようとしてくれない場合もある。
その場合も、言い訳は1回以上しない。
言い訳を何度も繰り返したところで、感情的になった相手の誤解を解くことは難しいのだ。
言い訳は、長引けば長引くほど説得力に欠けていく。
きちんと相手の目を見て、1回勝負の言い訳に命をかけるのだ。
そうすれば、相手にその迫力が伝わる。
仮に相手が感情的になっていても、相手の心には1回の言い訳のみ刻まれる。
興奮から冷めて時間が経てば、1回の言い訳が相手の心の中で反芻される。
その言い訳が理屈の通るものであれば、たいていの場合、相手は理解してくれるものだ。
言い訳を2回以上繰り返さなければ、
相手に言い訳がましい印象は残らない。
その上、言い訳しない潔い人間だと評価も上がる。
言い訳は1回までと決断するだけで、人望までも築いていけるのだ。
千田 琢哉 (せんだ たくや)
文筆家。 愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。 東北大学教育学部教育学科卒。 日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。 コンサルティング会社では、多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。 のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって 得た事実とそこで培った知恵を活かし、 “タブーへの挑戦で、次代を創る”をミッションとして執筆活動を行っている。
■E-mail
info@senda-takuya.com
■ホームページ
http://www.senda-takuya.com/
作品紹介
たった2分で、自分を磨く。
君の成長を加速させる63の言葉のアクセル
才能とは何か? 努力とは何か? 知性とは何か? プロ意識とは何か? カリスマ・千田琢哉が成長し続ける20代に贈る63の至言。
定価:本体1,200円+税/学研プラス
バックナンバー
- 課されたノルマは、 自分で勝手に上方修正する。
- 好きなことをやっていると、 人格が磨かれる。
- 人格者は、ハッキリとNOが言える。
- アマの絶好調とプロの絶不調は、 同じスコア。
- プロの道への第一関門は、 桁違いの量。
- ひと癖ある先輩に褒められたことを、 思い出してみる。
- がんばりすぎたら、 才能は育たない。
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