「伝ちゃん先生、ひとりビジネスを始めたいんだけど、そもそもお金がありません」
という相談が、とても多くあります。
大丈夫! 貯金がない人のほうが、ひとりビジネスはうまくいきやすいのです。
貯金がない人はお金をかけられないので、どうしても頭を使わなければいけません。
たとえば、お金がないAさんと、貯金が100万円あるBさんが、インターネットを使って「ひとりビジネス」を始めたとしましょう。
Aさんは、お金も、ホームページを作るスキルもないので、無料で、専門的な知識がなくても始められるアメーバブログだけでスタートしました。
一方、Bさんはお金があるので、図書館で半年間しっかり勉強してから、ホームページもブログも専門家に依頼して、100万円かけて作りました。
さて、どちらが先に、「ひとりビジネス」として成功したと思いますか?
結果は、Aさんです。Aさんは初期投資していませんから、「これだけ売り上げなきゃ赤字になる」という焦りがありません。ところが、Bさんは投資した100万円をどうにか回収しようという心理が働いて、つい強引に商売をしていました。
そのちょっとした心の余裕が、成否を分けてしまったのです。
もちろん、「ひとりビジネス」を始めるにあたり、いきなり会社を作る必要なんてありません。必要なのは、パソコンとスマホと「ビビさわズー」(※)だけです。
特別な才能や人脈があるかどうかも、関係ありません。
それよりは、自分の興味、経験、強み、「これならできそうだ!」ということを、どうやってビジネスにリンクさせていくかというアイデアが大事です。
人脈も、「ひとりビジネス」を続ける過程で、広げていけばいいのです。
※「ビビさわズー」:行動習慣「ビビサク」(ビビッと感じたらサクッと行動する)と「さわズー」(さわやかなズーズーしさ)を合わせた行動習慣のこと。
佐藤 伝 (さとう でん)
【習慣の専門家】行動習慣マイスター 1958年生まれ。福島県出身。明治大学卒。
都心にて創造学習研究所を30年間にわたって主宰。
NHK テレビ「おはよう日本」や雑誌「日経ビジネス アソシエ」でも、習慣のエキスパートとして紹介される。
氏の一貫したテーマは「習慣」であり、「習慣」に関する著作は、国内外で累計100 万部を突破している。 上場企業や教育機関での「行動習慣」についての講演は、わかりやすく具体的で、すぐ実践できるとその即効性が大好評。 問題解決9マス・ノートは、海外のメディアにも取り上げられ、ウィーン講演に続き、ニューヨーク・ミラノでも講演依頼が入るなど、その活躍のステージを広げている。 「なんとなくイイ気分」で生きることが最も大事と、独自の理論を展開。 そのスピリットを世界に伝えるため、自宅で学べる「行動習慣ナビゲーター認定講座(Dream Navigator?)」をスタートさせ、超・人気講座となっている。 親しみやすく謙虚な人柄から、「習慣といえば、伝ちゃん先生」と幅広い年齢層に慕われている。 国際ナイン・マトリックス協会会長
■佐藤 伝・公式サイト
http://satohden.com
■行動習慣ナビゲーター認定講座・公式サイト
http://kodoshukan.jp
■ひとりビジネス応援塾
https://satohden.com/juku/
作品紹介
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バックナンバー
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