300万の人は収入で結婚をためらうが 1億の人はすかさずプロポーズする

午堂登紀雄『年収1億の勉強法 年収300万の勉強法』セレクション

更新日 2020.07.20
公開日 2014.12.31
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 300万の人は、自分の収入が低いという理由で結婚をためらう。その根底には、「自分の自由になるお金が減るのは嫌だ」という自己中心的な発想がある。
 お金に執着する人は、自分のお金を手放すのが怖いので、先行投資ができない。結果、何年経っても自分の収入は上がらない。
 あるいは、すでに収入のある相手と結婚しようとする。まともな人間ならそんな打算を感じ取ってしまうので、そういう人からは離れていく。結果、希望するスペックの相手にはなかなか恵まれない。
 そうやって年月が過ぎ、ただ婚期を逃す。

 1億の人は、自分の収入や貯金がなくても、惚れた相手にはすかさずプロポーズし、自分のものにしようとする。
 お金なんて後で稼げばいいし、惚れた相手は今すぐゲットしなければ、他の人に奪われる。お金よりもそちらの損失のほうが大きい。貧しいなら夫婦でがんばればいいだけだ。

⇒夫婦ならできること
 その典型例が、.金持ち父さん貧乏父さん.で有名なロバート・キヨサキ氏だろう。
 彼が奥様のキム氏と出会った時、仕事もお金もないどころか、借金を抱えた状況だったそうだ。しかし彼は猛烈にプロポーズ。二人が結婚した当時は、クルマの中で生活していたそうだ。
 ロバート氏が「キムは、よくこんな私についてきてくれたと思う」と著書の中でも述懐しているくらい貧しかったらしい。
 彼らはお互いに将来の夢を語り合い、目標を共有し、二人三脚で努力した。今ではご存知のとおり、大富豪だ。
 私の友人の経営者仲間にも、奥様が経理を仕切っていたり、夫婦で協力して稼いでいる人は多い。我が家もそうだ。これからは、「旦那が」ではなく、「夫婦で」というのが稼ぐキーワードになると感じる。

「自分の収入が低いから生活が苦しい、だから結婚はできない」といっていると、ますます貧しくなる可能性がある。
 今の時代、あえて結婚式や披露宴をしなければならないわけでもないし、家財道具も最初から完璧に揃える必要はない。とりあえず住む部屋と布団と冷蔵庫と洗濯機くらいがあればいい。
 婚姻届を出すだけなら、結婚そのものにお金はかからない。
 大きなお世話なのは承知のうえだが、好きな相手がいるなら、今すぐ結婚するというのも悪くない選択かもしれない。

 

午堂 登紀雄 (ごどう ときお)

1971年岡山県生まれ。米国公認会計士。中央大学経済学部卒業後、会計事務所、大手流通企業のマーケティング部門を経て、世界的な戦略系経営コンサルティングファームのアーサー・D・リトルで経営コンサルタントとして活躍。2006年、著書『33歳で資産3億円をつくった私の方法』(三笠書房)がベストセラーとなる。同年、不動産投資コンサルティングを行う株式会社プレミアム・インベストメント&パートナーズを設立。経営者兼個人投資家としての活動のほか、出版や講演も多数行っている。『お金の才能』(かんき出版)、『頭のいいお金の使い方』(日本実業出版)、『オキテ破りのFX投資で月50万円稼ぐ!』(ダイヤモンド社)、『日本脱出』(あさ出版)ほか著書多数。

 

作品紹介

年収1億の勉強法 年収300万の勉強法

「使えない男」が勉強に勉強を重ねた結果、お金が次々に貯まっていく毎日を手に入れた。いったい、どんな「勉強」をしたのか?

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