あの『スパイダーマン』のヤングアダルト小説が上下巻あわせて6月末発売!
『スパイダーマン ソーシャル・ジレンマ 上』『スパイダーマン ソーシャル・ジレンマ 下』
ヤングアダルト小説、待望の翻訳! スパイダーマンの新たな敵は――インターネット!? カバーは人気イラストレーターのヒョーゴノスケさんによるイラスト。声優・榎木淳弥さんからコメントも寄せられている。
スパイダーマンを初めて知る読者にもおすすめ!
誰もが一度は耳にしたことのある、マーベルコミックの超人気ヒーロー、それがスパイダーマンだ。平凡な高校生のピーター・パーカーが、学校の見学で訪れた研究所で、実験により突然変異したクモに嚙まれたことにより超人的な力を得る。そして、その正体を隠しながらニューヨークの平和を守る若きヒーローの物語は、60年以上にわたって多くの人々を魅了してきた。
そんなスパイダーマンのヤングアダルト小説『スパイダーマン ソーシャル・ジレンマ』は、小説だけの新たなオリジナルストーリーで、スパイダーマンをあまりよく知らないという人の入門編としても楽しめる1冊だ。
物語の舞台はスパイダーマンの住むニューヨーク。悪人(ヴィラン)たちが、まるでなにかに取りつかれているようなおかしな動きをみせる。さらに主人公ピーターが思いを寄せるMJ(エム・ジェイ)も最近怒りっぽく、様子がおかしい。その原因は、かつて宇宙から落ちてきた隕石、そしてスマホにあるようで……というストーリー。
MJとの恋模様や、スーパーヒーローであることを隠して戦い続けるヒーローの苦悩、謎が謎を呼ぶミステリー要素、そしてもちろん敵との迫力溢れるアクションシーンまで、ページをめくる手が止まらない、唯一無二のエンターテインメント小説となっている。

Ⓒ MARVEL ▲かっこいいカバーが目印!
小説でしか味わえないキャラクターたちの心の機微が描かれており、今回の翻訳者の上杉隼人氏は「訳者あとがき」で「ピーターとMJの心の中の語りが書体を変えてそのまま示されるので、読者はふたりの生き生きとした気持ちの触れあいが楽しめる」と述べている。

Ⓒ MARVEL ▲キャラクターたちの心の中も共感しやすく描かれている。

Ⓒ MARVEL ▲映画でも大活躍した、自由に体を砂に変えるヴィランのサンドマンが登場するなど、スパイダーマンファンが嬉しくなる要素も満載だ。
~あらすじ~
高校生ピーター・パーカーの正体はニューヨークの平和を守るスパイダーマン。
でも最近、悪人たちの様子がおかしい。すがたが見えない敵が現れたかと思ったら、全身を砂に変えられる敵フリント・マルコ(サンドマン)も不穏な動きをみせている。かつて宇宙からやってきた隕石がなにか関係しているみたいだけど……いったい何が起こっているんだ。ずっと気になっている同級生の女の子、MJはなぜかときどき怒りっぽくなってしまうし、新聞社の『デイリー・ビューグル』はスパイダーマンについて言いたい放題。やれやれ、スーパーヒーローも楽じゃないよ。
すべての鍵になっているのは―――インターネット!?
“アメリカの今”を切り取る魅力的なストーリー
物語では、SNSが人に与える影響について、社会活動参加について、さらにマイノリティへの視線など、アメリカの若者が抱えているリアルな「今」の描写も多く登場する。
そもそもタイトルの「ソーシャル・ジレンマ」、つまり「社会的矛盾」にも、そうした意味がかけられており、「訳者あとがき」で翻訳の上杉氏は以下のように解説している。
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『スパイダーマン ソーシャル・ジレンマ』の「ソーシャル・ジレンマ」(Social Dilemma)は、文字どおりの「社会的なジレンマ」(個人の利益を優先すると、社会全体に悪い結果を招くような状況)と、「ソーシャルメディアのジレンマ」、つまり「SNSが人に与える影響」のダブル・ミーニングの意味がかけられている。「スマホやWi‐Fiなどの現代のテクノロジーを通じて人々の感情や思考が操られている脅威」が影を落とし、MJやサンドマンがスマホを通じて何者かに支配されてしまう様子が描かれるのだ。
さらに『スパイダーマン』の永遠のテーマである「スパイダーマンとしての大いなる力を持ちながら、個人の生活や周りの人たちとの関係をいかに保つか」というジレンマも読みとれる。
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SNSやインターネットの技術が当たり前となっている時代に、「親愛なる隣人」スパイダーマンは、その「大いなる力」でどんな敵と向き合い、戦っていくのか。
今の時代にアップデートされたスパイダーマンの物語をぜひ実感してほしい。

Ⓒ MARVEL ▲文中ではSNSの描写も多く登場する。

Ⓒ MARVEL ▲「多民族、多文化、インクルーシブ(「包括的に」あらゆる人たちを平等に受けとめる)社会であるアメリカの現状も鮮明に映し出していて(LGBTQ+の人たちも出てくる)、若い人たちが“アメリカの今”を知る格好の1冊にもなっている。」(上杉氏による「訳者あとがき」より)
声優の榎木淳弥さんからも推薦!
一足先に本書の原稿を読んだ、声優の榎木淳弥さんから推薦コメントが到着。
榎木淳弥さんは映画『スパイダーマン』シリーズで、スパイダーマンを演じるトム・ホランド氏の吹き替え声優をつとめている。

<榎木淳弥さん推薦コメント>
カッコよくてちょっとダサい、
僕の大好きなスパイダーマンでした!
読み終えても、ずっとワクワクしています!!
<榎木淳弥さんプロフィール>
声優。『呪術廻戦』(虎杖悠仁役)、『東京リベンジャーズ』(乾青宗役)など多数の作品に出演。映画『スパイダーマン』シリーズでは、ピーター・パーカー/スパイダーマンの吹き替えを長く務めている。
強力なスタッフ陣!
執筆はジョージア州在住の人気作家プリティ・チバ―氏、翻訳は数多くのマーベル書籍を手がける上杉隼人氏、イラストは大人気イラストレーターのヒョーゴノスケ氏が手掛けており、これ以上ない強力なスタッフが小説版スパイダーマンの世界を魅せている。
各プロフィールは下記のとおり。
(著)プリティ・チバ―
ジョージア州在住の作家、講演家、ポッドキャスト司会者。多くのヤングアダルト小説を手がける。主な著書に「Marvel:Avengers Assembly」シリーズなど。スパイダーマンの熱狂的ファン。
(訳)上杉隼人
編集者、翻訳者(英日、日英)、通訳。マーベル、『スター・ウォーズ』、ディズニー関連の書籍翻訳多数。訳書にマーク・トウェーン『ハックルベリー・フィンの冒険』のほか、『アベンジャーズ エンドゲーム』『スパイダーマン:スパイダーバース』『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(以上、講談社)、『Marvel Anatomy 超人ヒーロー解体図鑑』(KADOKAWA)、『ディズニーランド・パーク ポップアップ・パークツアー』(河出書房新社)など多数(日英翻訳をあわせて100冊以上)。
(絵)ヒョーゴノスケ
広島県出身、東京都在住のイラストレーター。光と影の大胆な描写や、絵本のようにやさしくどこか情緒的な作風は見た人の心にあたたかいものを残す。児童書の挿絵や絵本、イラスト等、国内外を問わず幅広いジャンルで活動中。


Ⓒ MARVEL ▲お洒落なカバーイラストを手がけたのは人気イラストレーターのヒョーゴノスケ氏。
商品概要

Ⓒ MARVEL
■書名:『スパイダーマン ソーシャル・ジレンマ 上』
■著:プリティ・チバ― 訳:上杉隼人 絵:ヒョーゴノスケ
■定価:1,650円(税込)
■発売日:2025年6月30日
■発行:Gakken

Ⓒ MARVEL
■『スパイダーマン ソーシャル・ジレンマ 下』
■著:プリティ・チバ― 訳:上杉隼人 絵:ヒョーゴノスケ
■定価:1,650円(税込)
■発売日:2025年6月30日
■発行:Gakken




















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