ベルギー発、世界中で喜びの声続々! ママパパがこどもに「読んで読んで」とくりかえしせがまれている物語です!!
ころころするのが じょうずな こ。
ちょきちょきするのが じょうずな こ。
ちっちゃな おさかなちゃんの
じょうずは なあに? (『改訳新版 おさかなちゃんの じょうずじょうず』より)
ちいさなこどもが生まれてはじめて出会う《おはなしの絵本》として今や定番!大人気!!となった『ちっちゃな おさかなちゃん』のシリーズ。ベルギーを代表する児童書作家ヒド・ファン・へネヒテンの作品に、こどもが大好きなオノマトペ(擬音・擬態語)など、日本独自のアレンジをプラスして、65万部の大ヒットを記録しています。
2014年の旧版スタート以来、編集部には多くのママパパの声が寄せられました。それをもとに、2021年から改訳新版の制作を開始。
7冊めとなる『じょうずじょうず』で、シリーズの改訳新版はひととおり完成となります。
原作や旧版の魅力を大事にしながら、絵も文もかわいく読みやすくパワーアップした物語がせいぞろいです!
物語は…広い広い海の中でのできごと
ぷく ぷく ぷく…
ひろ~い ひろ~い
うみの なかの おはなしです。
表紙をめくると最初に現れるのは…、黒い背景にカラフルな泡がたくさん描かれた見開きページ。
こどもにも大人にもなぜか人気なのが、ここのページ。シリーズのどの巻にも少しずつちがう海の泡のページがあります。
おさかなちゃんのくらす海は、読む人の心の中にある、想像の海。水の色は深みのある、美しい黒で表現されています。
「ひろ~い ひろ~い…」と想像の海へいざなう1文は、実は日本語版で追加したくふう。海の中に思いをはせながら、ゆっくりおだやかに読めば、しだいに物語の世界へ引きこまれていくことでしょう。
海の底からあがってくるカラフルな泡に、こどもの反応は…?
0歳~1歳なら、じ~っと見つめたり、きゃっきゃっとうれしそうな声を出したり。1歳~2歳なら、手をのばして泡をひとつひとつ指で押さえたり、「赤、ピンク、みどり…」と色を声に出したり、「いーち、にぃ…」と数を数えたり。
物語のオープニングから、わくわくする親子の時間を届けます。
そうして、次のページへとめくると…いよいよ、おさかなちゃんの登場。
ちっちゃな おさかなちゃん、
おともだちに あったよ。
ころころころ ころころ ころりん ころりん…
ころりんはね、ころころ ころりん。
ころがるのが じょうずじょうず!
旧版で、とても人気のあった海のお友だちが「ころりん」。
丸いピンク色のすがたをしていて、坂道をころころと転がってみせてくれます。
改訳新版では、ベルギーの原作者に相談し、おさかなちゃんが最初に出会うお友だちを「ころりん」に変更。こどもたちの興味を盛り上げます。
メインストーリーでは…次々に海のお友だちが登場し、得意わざを披露!
ぽわわ~ ぽわわ~
ぽわっちはね、ぽわわ~。
ひかるのが じょうずじょうず!
おさかなちゃんは、次に「ぽわっち」に出会います。
淡い青緑色をした「ぽわっち」は、暗い海でぽわわ~っと光ってみせて…。
ページをめくるたびに、新しい海のお友だちが登場し、最近できるようになったことを、うれしそうにおさかなちゃんに披露してくれるのです。おさかなちゃんはそのたびに「じょうずじょうず!」と心から感動し、ほめます。
海のお友だちはそれぞれ、ウニやクラゲ、カニ、ヒトデのような姿をしていて、でも、どこか現実とちがうような不思議なところもあって…、とっても自由な発想に満ちています。
幼いときに自由な表現にふれることは、想像力をはぐくむのに効果的だそう!
お友だちの呼び名は、おさかなちゃんが考えたキュートなネーミングばかり。
たとえば、つん!と片足ポーズをとるのがじょうずな「つんたった」、もあもあの墨をはきだしてみせる「ぷふぁー」など。
「ころころころりん」「ぽわわ~」「つんたった~♪」「ぷふぁ~」など、ユニークなオノマトペとともに、各シーンでの「じょうずじょうず!」のやりとりがくりかえされるこの物語。
大きな文字はちょっと意識して、声のトーンを変えたりしながら読み進めていくと、何かができるようになったうれしさや、ほめじょうずのヒントが、じんわりと伝わってきます。
クライマックスは、おさかなちゃんの得意わざ!
さて終盤では、お友だちが、おさかなちゃんにたずねます。
「おさかなちゃんは?」
「なにが じょうず?」
「ん~とね…」と考えるおさかなちゃん。
ちいさなこどもが一生懸命に考えた、自分の「じょうずじょうず」は…? はたして?
だれもが何か得意なことを持っている、ということを教えてくれる、この物語。
カラフルでチャーミングなお友だちの「じょうずじょうず」を経て、最後におさかなちゃんは、自分の「じょうずじょうず」をふたつ連続で披露します。
とっても無邪気でうきうきしている表情も必見もの!
原作者が作品にこめた、「自己肯定感」を大事にする思いも、あわせて感じてほしい、大人も何度もくりかえし楽しめる1冊です。
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商品の紹介
■書名:『改訳新版 おさかなちゃんの じょうずじょうず』
■作・絵:ヒド・ファン・へネヒテン 翻案:古藤ゆず
■発行:Gakken
■発売日:2023年6月8日
■定価:990円(税込)
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■その他の改訳新版シリーズ既刊
『改訳新版 ちっちゃな おさかなちゃん』
『改訳新版 おさかなちゃんの パパかっこいい!』
『改訳新版 おさかなちゃんの あのね、ママ』
『改訳新版 おさかなちゃんの おいでおいで』
『改訳新版 おさかなちゃんの ぴんぽ~ん』
『改訳新版 おさかなちゃんの ばいば~い』
■特別企画巻も好評発売中!
『0さい~3さい脳そだて おさかなちゃんとあ~そ~ぼ!』