大人も知らない「ゴミの世界」を、現場の視点から楽しくやさしく大紹介。
ゴミ問題の啓発を行い、すでに10冊以上の書籍を発刊している、お笑いコンビ「マシンガンズ」の滝沢秀一さん。2020年には、環境省サステナビリティ広報大使にも任命されている。そんな滝沢さんの、およそ10年にわたるゴミ清掃員としての活動やメッセージを、若い読者向けにまとめた書籍が『すごいゴミのはなし ゴミ清掃員、10年間やってみた。』だ。
「環境問題」というと硬く思われがちなテーマだが、軽妙な一人称による語り口や、信じられないような現場エピソード、さらに豊富なコラムや4コマ漫画などによって、多くの小学生読者が楽しく読むことのできる一冊となっている。
とても身近でありながら、捨てたその先にどのような世界が広がっているのか、大人でもなかなか知らない「ゴミの世界」。
本書では「土の入った電子レンジ」などの謎のゴミの回収エピソードから、「ゴミがくさいのは水分をふくんでいるから」「日本の最終処分場の寿命はあと20年ほど」など、ゴミに関する雑学やその問題、そして想像することの大切さを知る事ができる。
あらすじ
土のつまった電子レンジ、大量の人形やキノコ料理!?だれが、なぜすてたのか…ゴミの世界はおくぶかい。現役ゴミ清掃員でお笑い芸人でもある滝沢さんが、ゴミのエピソードや問題を小学生向けにやさしく楽しく紹介。関係のない人などいない「ゴミ」から地球の未来がみえてくる。
目次
はじめに ゴミには物語がある
第一章 ゴミ清掃員、はじめました。
1.知られざるゴミ清掃員の日び
★マンガ ゴミ清掃員あるある劇場①
2.ゴミ箱からその先、知ってる?
★ゴミ清掃員の現場から① ゴミ清掃車はかっこいい!
3.ゴミはこんなにおくぶかい
★ゴミ清掃員の現場から② すてられていた気になるゴミずかん
第二章 ゴミが多すぎるっ!
1.あと二十年でうめたて地がなくなる
★マンガ ゴミ清掃員あるある劇場②
2.ゴミ処理には歴史とお金の重みがある
3.三つのR
★ゴミ清掃員の現場から③ アップサイクルで大へんしん!
第三章 ゴミのミライ
1.世界のゴミ事情
★ゴミ清掃の現場から④ まだある! 世界のゴミ問題
2.食品ロスをなくせ!
★マンガ ゴミ清掃員あるある劇場③
3.ゴミってなんだ?
どれに分ける? 分別クイズ
おすすめポイント
①現役の「ゴミ清掃員」で「お笑い芸人」だからこそ、伝わる内容!
「ゴミ」の問題が、お笑い芸人ならではの視点から、ツッコミを入れるかのように語られている。その内容は、日常でゴミに接しているゴミ清掃員ならでは。二児の父でもある滝沢さんの語り口は、鋭くも温かく、わかりやすい。
②コラムや4コマなど、読んでいてワクワクする工夫がたくさん。
ビジュアルとして飽きさせないページづくりで、内容理解の助けに。
ゴミ問題やSDGsを理解する入門書としても最適。
地球規模の問題はなかなか実感がわきづらいもの。この本ではゴミをめぐる問題を一通り扱いながら、身近な体験や具体的な数字を通して、自然に自分事としてとらえられるようになっている。
<滝沢秀一 プロフィール>
1976年、東京都生まれ。1998年にお笑いコンビ「マシンガンズ」結成。2012年、お笑い芸人の仕事を続けながらゴミ収集会社に就職。その後、ゴミ清掃員の経験を活かして「ごみ研究家」としてテレビ出演や講演会、出張授業などを行い、多数の著書を出版。食品ロスを減らすための『えがお食堂』や、オンラインコミュニティ『滝沢ごみクラブ』も手掛ける。2020年、環境省により「サステナビリティ広報大使」に任命。
著書に『このゴミは収集できません』(白夜書房)、『ゴミ清掃員の日常』(講談社)、『ごみ育 日本一楽しいごみ分別の本』(太田出版)など。
●出演番組
「あさイチ」(NHK)
「世界一受けたい授業」(日本テレビ)
「王様のブランチ」(TBS)
「じっくり聞いタロウ」(テレビ東京)
「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(テレビ朝日)その他多数
●新聞
読売新聞/朝日新聞/毎日新聞/東京新聞/共同通信/環境新聞
ほか
商品の紹介
■書名:『すごいゴミのはなし ゴミ清掃員、10年間やってみた。』
■著:滝沢秀一
■発行:学研プラス
■発売日:2022年6月30日
■定価:1,430円(税込)
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