どんなに忙しくても、 毎日勉強だけはする。
千田琢哉『現状を破壊するには、「ぬるま湯」を飛び出さなければならない。』セレクション
夢を夢で終わらせる人と夢を叶え続ける人には、
決定的な違いがある。
それは、毎日勉強しているか否かである。
夢を叶え続ける人は、どんなに忙しくても毎日勉強する。
夢を夢で終わらせる人は、何かと言い訳をして勉強をサボる。
だがこれは、夢を叶え続ける人の忍耐力が強く、
夢を夢で終わらせる人の忍耐力がないということではない。
勉強と聞くと、すぐに受験勉強や資格試験の勉強を思い浮かべる人がいるが、
大人の勉強とは、自分が興味を抱いている分野を深く知ろうとすることである。
あなたが英語の同時通訳者になる夢があるのなら、
もともと英語が好きで堪らないはずだ。
だからどんなに忙しくても、英語の勉強は苦にならないだろう。
あなたが小説家になる夢があるのなら、
もともと読書や小説を書くのが好きで堪らないはずだ。
だからどんなに忙しくても、読書や執筆は苦にならないだろう。
あなたが野球選手になる夢があるのなら、もともと野球が好きで堪らないはずだ。
だからどんなに忙しくても、野球の練習をすることは苦にならないだろう。
すべては忍耐力のあるなしでなく、好きで堪らないかどうかなのだ。
これは将来バイオリニストを目指そうが、ダンサーを目指そうが、
数学者を目指そうがすべて同じはずだ。
私が「夢を叶える」ではなく「夢を叶え続ける」という表現を使ったのは、
夢は叶えるだけではつまらないからだ。
夢をずっと叶え続けることによって、
心の底から幸せを享受できるのだ。
夢を叶えるだけなら、嫌いなことでも持ち前の忍耐力でやり遂げる人がいる。
ところが夢を叶え続けるのは、持ち前の忍耐力では不可能だ。
人は誰でも、好きなことでなければやり続けることはできないからだ。
好きなことをやると誰でも元気になってくるが、
それは自然の摂理に則っているからだ。
神様から
「あなたの好きなことで生きていきなさい」という
メッセージを込めて、我々はこの世に送り出されたのだ。
「もう寝なさい!」と言われても、ついやってしまうようなことこそが、
あなたの好きなことなのだ。
千田 琢哉 (せんだ たくや)
文筆家。 愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。 東北大学教育学部教育学科卒。 日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。 コンサルティング会社では、多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。 のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって 得た事実とそこで培った知恵を活かし、 “タブーへの挑戦で、次代を創る”をミッションとして執筆活動を行っている。
■E-mail
info@senda-takuya.com
■ホームページ
http://www.senda-takuya.com/
作品紹介
現状を破壊するには、「ぬるま湯」を飛び出さなければならない。
「予定調和」の日常を捨て、毎日を進化し続けるための52のリスト。仕事、恋愛、人生…、最近たるんできたなと思ったら読む本!
定価:本体1,200円+税/学研プラス
バックナンバー
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