良いことを話していい場合

西谷泰人『幸せグセがつく きらめきのルール』セレクション

更新日 2020.07.29
公開日 2014.11.12
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 彼から、待ちに待ったプロポーズを受けたR子さん。もう嬉しくて嬉しくて、誰かに話したくてしょうがなくなり、独身のM子さんとY子さんに一部始終を話してしまったとします。

 ここで、M子さんやY子さんがどういう境遇にあるのか、そしてR子さんと、どのような関係なのかが問題になります。

 M子さんやY子さんは、表向き「良かったわね」と言ってくれるかもしれません。でも心の底で、羨ましい、妬ましいという感情を抱いたかもしれません。

 その二人の羨望や嫉妬の念は、マイナスのエネルギーとなってR子さんの結婚成就を邪魔することになります。その邪魔をはね除けられるほど、彼とR子さんが強く結ばれていれば大丈夫ですが、まだまだ弱くて細い絆だったら、実際に結婚するまでに至らないかもしれません。そうなると、せっかく幸せを掴むはずだったR子さんの人生が狂ってしまいます。

 良いことを話すときに大切なのは、話す相手とタイミングです。

 良いことを話してもいい相手とは、羨望や嫉妬などまったく関係なく、必ず味方をしてくれて、あなたの幸せを喜んでくれる人です。身内や親友なら、必ず大丈夫ということはありません。身内でも(例え親でも)、あなたとの関係がどうなのか、親友でも、親友の今の状態はどうかを考えましょう。案外、利害関係がない赤の他人のほうが、素直に純粋に喜んで聞いてくれることがあります。

 話す相手が明るくて、運が良くて、前向きな人だったら、「それはすごいね、素晴らしいね」と話が盛り上がり、あなたが発した“幸せの気”をさらに膨らませてくれるでしょう。

 次に、良いことを話してもいいタイミングについて、説明しましょう。

“幸せの気”を増幅してくれる相手なら、いつでも大丈夫ですが、そうではないかもしれない人に話してもいいタイミングとは、もう間違いなく、その良いことが実現する状態になったときです。
 例えば、彼からプロポーズされた、というだけの段階では、その先にまだまだ不確定な要素がたくさんあります。予期せぬ出来事でゴールインに至らない場合もあるでしょう。

 でも、お互いの両親にも会って了解を得ていて、正式に婚約もし、結婚式の日取りも決まっているくらいなら、ほぼ大丈夫でしょう。そこまでになったら、少々のマイナスの念など問題にならないくらい、確実に強い運ができあがっているからです。

 

西谷 泰人 (にしたに やすと)

手相家・夢判断研究家・ライフコンサルタント。 アメリカABCラジオのレギュラー番組「ニシタニショー」で数多くの有名人を鑑定、話題に。1988年、CNNテレビで日本を代表する手相家として紹介され、著書は25か国以上で翻訳されている。これまで鑑定した人々は、優に7万人を超える。
方位学、夢判断の研究にも造詣が深く、研究生活は30年以上になる。毎日全国・海外から送られてくる膨大な夢の体験談・資料の中から抜粋し、今回本書で公開している。
2004年帰国後は横浜に鑑定オフィスをオープン。『的中手相術』『暮らしに活かす夢判断』(以上創文)『吉報旅行 改訂版』(マガジンハウス)『夢をかなえる手相の本』『幸せグセがつく きらめきのルール』『願いをかなえる夢の見かた』『幸せグセがつく 黄金のルール』(以上学研プラス)など著書多数。
「笑っていいとも!」のレギュラー出演ほか、テレビ出演は200回を超す。WEBサイトでは「吉方位早楽地図上検索システム」を監修・運営のほか、占いの店「開運パビリオン」(東京/代々木)を運営。
■ホームページ 「西谷泰人のSUPER手相鑑定」 http://www.nishitani-newyork.com/
■連絡先 創文:045-805-5077 (10〜18時、日・祭日除く)

 

作品紹介

幸せグセがつく きらめきのルール

7万人以上の手相鑑定を通じてわかった、確実にチャンスをつかみ幸せになる人、運がいい人の考え方、習慣の“クセ”大公開!
定価:本体1,400円+税/学研プラス

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