子育て世代から共感拡大 花王「家族と愛とメリット」の言葉が一冊に

『最終回は気づかないうちに終わっていく』

公開日 2026.10.28
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“家族のなんでもない時間”を、言葉とイラストで何度でも味わえる一冊に

 子どもと手をつないで歩く帰り道。何気なく交わす「いってきます」と「おかえり」。忙しい毎日のなかでは見過ごしてしまいそうな家族との“なんでもない時間”が、振り返ったとき、かけがえのない宝物になっている――。
 広告として多くの人の心を動かした言葉とイラストを、ページをめくりながら“自分のタイミングで何度でも”味わえる一冊としてお届けします。

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SNSで広がった共感……「こんなんオンオン泣くよ」

 2024年、にこにこ顔の親子のお風呂での風景のイラストに、「最終回は気づかないうちに終わっていく。」というコピーが添えられた交通広告がSNSで大きな反響を呼びました。
 広告の写真とともに投稿された「こんなんオンオン泣くよ」というコメントが多くの人々の共感を集め、
 「子どもとの毎日を思い出した」
 「親になった今だからこそ胸に刺さる」
 「何気ない日常がいちばん尊いことに気づかされた」
 といった声が次々と寄せられました。
 それは花王「家族と愛とメリット」の交通広告でした。さらに反響の連鎖は続きます。
 「家族と愛とメリット」CMシリーズは、イラストレーター・ニシワキタダシさんによるやさしいイラストに、1990年代から2000年代の名曲を子どもが歌う演出を重ね、新シリーズが公開されるたびに話題になりました。

▲中面・表題作「最終回は気づかないうちに終わっていく。」

「なんでもない今日」は、いつか思い出になる

 花王「家族と愛とメリット」が一貫して描いてきたのは、特別な記念日ではなく、くり返される毎日のなかにある家族の姿です。
 朝、眠そうな子どもを起こすこと。
 一緒にごはんを食べること。
 転んで泣いた子どもの手を握ること。
 「ただいま」と玄関を開けること。
 実家に帰ってお風呂に入ること。
 そのどれもが、今日という一日が終わっても、いつまでも続くように思えます。けれど子どもは少しずつ成長し、親も年を取ります。手をつなぐ時間も、「みて!みて!」と呼ばれる回数も、気づかないうちに少なくなっていきます。
 『最終回は気づかないうちに終わっていく』――本書のタイトルには、そんな家族の時間へのまなざしが込められています。
 どこにでもある家族の物語のように見えて、なぜか自分の思い出の扉が開かれるような気持ちになるのも、このシリーズの魅力です。
 クリエイティブチームが広告のコピーを考えたときには、非常に個人的な思い出から着想を得ました。
 それがテキストとビジュアルになって世に出ると、「子どもの成長と重なり、何度見ても涙があふれる」といった反響が広がり、そんな想いを伝え合ったSNSにも、温かい空気が流れました。

▲中面「遠くまで行ってほしいし、ずっと近くにいてほしい。」

 今回、多くの人の心を温めてきた「家族と愛とメリット」の広告を一冊の本にまとめたのが、本書『最終回は気づかないうちに終わっていく』です。
 本にするにあたって、「家族と愛とメリット」に登場した言葉とイラストを、手のひらの中でじっくり読める一冊として大切に編み直しています。

 CMや交通広告とも少し違って、本は自分のペースで“何度でも”楽しむことができるメディアです。ページをめくる速さも、立ち止まる時間も読み手に委ねられ、その時々の気持ちに寄り添いながら読み返すことができます。
 「手のひらの中でじっくり読める」というイメージは、本の造りにも大きな影響を与えています。大きさは手のひらに収まるよう、こぶりなサイズ感にこだわりました。
 手の中でなじみがよく、開きやすいように、表紙のボール紙も極限まで薄くしています。
 色合いも、遠くから眺める広告とは異なり、目の前で眺めることを前提に、すでに世に出ている広告やCMよりも淡くやさしい色合いになるよう整えました。
 身近にそっとある、あたたかな家族の物語の世界観をよりリアルに伝えるため、試行錯誤を何度も重ねています。

忙しい毎日に、ふと立ち止まるための一冊として

 忙しい毎日のなかで、家族のことを考える余白は意外と少ないものです。
 今日の「いってきます」と「おかえり」を、少しだけ丁寧に味わいたくなる。
 そして、今しかないこの瞬間を大切にしてみたくなる。
 そんな気持ちに寄り添う一冊をお届けします。

著者について

◎栗田雅俊(作)
コピーライター/クリエイティブディレクター。岐阜県大垣市生まれ。
近年の仕事に、花王「家族と愛とメリット」、サントリー「人生には、飲食店がいる。」「サントリー生ビール」、ユニクロ「母の日」など。

◎関戸貴美子(作)
アートディレクター。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。
グラフィックデザインを軸に、ブランドのコンセプトメイキング、アートディレクションを手掛けている。
近年の仕事に、花王「家族と愛とメリット」など。

◎早坂尚樹(作)
ピーライター/CMプランナー。1991年、千葉県生まれ。
近年の仕事に、花王「家族と愛とメリット」、JR東海「会いにいこう」、日本ハム「シャウエッセン断髪式」など。

◎ニシワキタダシ(絵)
イラストレーター。
なんともいえないイラストやモチーフで、書籍・広告・漫画・グッズなど幅広く活動中。
『くらべる・たのしい にたことば絵辞典』(PHP研究所)、『つかいにくい図案帖』(大福書林)など著書多数。

商品概要

■書名:『最終回は気づかないうちに終わっていく』
■作:栗田雅俊、関戸貴美子、早坂尚樹
■絵:ニシワキタダシ
■発売日:2026年10月22日

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