読み聞かせのプロとして活躍する聞かせ屋。けいたろうさん。非常勤で保育士として働くなか、低年齢向けの行事絵本がほしいという思いから、おもちの絵本を制作。絵は、『うしろにいるのだあれ』でおなじみ、accototoさん。ページをめくると、かわいいおもちが「もっちーん!」とのびる様子がユーモラスで、思わず子どもたちも声を出してしまいます。子どもたちの好きなおもちがモチーフで、保育園・幼稚園でのもちつき行事や、お正月にぴったりな絵本です。
内容紹介
ぺったん、ぺったん、おもちがつきあがりましたよ。どんな風に食べよかな? のりとしょうゆ? あま~いきなこ? ページをめくると、おもちがもっちーんとのびるよ。おもちって楽しいね、おいしいね。赤ちゃんから楽しめるはじめてのおもち絵本。
本書のポイント
1)保育の現場から生まれた
読み聞かせのプロとして全国で活躍する聞かせ屋。けいたろうさんは、非常勤で保育士としても働いています。「低年齢向けの行事絵本があったらいいな」と感じていたそう。例えばお正月や、ひな祭り、七夕などを0~2歳児にどう伝えたらいいんだろう、導入に使える絵本はないかな、など。職場や全国のイベントで会う保育士さんたちからも、同様の声が聞かれたといいます。そんなとき、働いている保育園で毎年やっているもちつきを見て、「そうだ、お正月に、おもちがのびる絵本はどうだろう」とひらめきました。それから幾度となくダミーを作り、つきたてのおもちでおもちののびを確認したり、子どもたちに試し読みをしたりしながら、本書を作っていきました。
2)赤ちゃんから楽しめる
はじめておもちを食べる子どもたち、保育園のなかでも低年齢の子どもたち(0~2歳児)にも楽しんでほしいという思いから、おもちがのびる前、のびた後の絵の変化や、「もっちーん」と声に出す楽しさを味わえる構成に。特に子どもたちはロケットの「5、4、3、2、1、発射!」とカウントダウンするのが大好きなので、おもちがのびるときの掛け声に「3、2、1、もっちーん!」を採用。ページをめくれば、思わずみんな声が出ます。保育園や幼稚園での読み聞かせにもぴったりです。
3)はじめての行事絵本として
本書は、お米が蒸しあがり、ぺったんぺったんとつきはじめるシーンから始まります。そしておもちがつきあがると、のりとしょうゆ、納豆、ずんだなど、いろいろな食べ方を絵で見せていきます。裏表紙には「臼と杵」も描かれています。おもちは最初からおもちなのではなく、もち米を蒸して、臼と杵でついてできあがること、おもちにはいろいろな食べ方があることを、視覚的にも、体験的にもわかるように見せているのです。園やご家庭で小さいお子さんたちに、もちつき行事やおもちについて伝えたいときにおすすめです。
4)「いつか一緒に仕事をしたかった」accototoさんの思い
accototoさんは、かわいい貼り絵とコラージュ作品を手がける、ふくだとしおさん、あきこさんのご夫婦ユニット。代表作は『うしろにいるのだあれ』などの絵本です。聞かせ屋。けいたろうさんとは以前から親交があり、いつか一緒に絵本を作りたいと思っていたそう。「今回絵のオファーがあって、とっても嬉しかったんです。テキストを読んで、まあるくて目がきょろっとしたかわいいおもちのキャラクターを思いつきました」といいます。背景の色をおもちごとに変えてポップな印象に。おもちがのびる前と後も、お椀やお皿の位置を固定しおもちの動きを大きくすることで、視覚的な効果を狙いました。絵はもちろん貼り絵で、なんと納豆の粒や糸まで貼り絵。細部までこだわった丁寧な仕事ぶりは必見です。
5)聞かせ屋。けいたろうさんが、『もっちーん』の楽しい読み方を公開!
聞かせ屋。けいたろうさんが、ご自身の働く保育園で『もっちーん』の読み聞かせをしました。子どもたちは「もっちーん!」「おれ納豆がいい」「きなこがいい」など、口々に声をあげ、とってもにぎやか。その様子をぜひご覧ください。
『もっちーん』は、11月14日発売。保育園・幼稚園でのもちつき行事や、お正月にぴったりな、赤ちゃんから楽しめるはじめてのおもち絵本です。ご家庭で、保育園・幼稚園で、ぜひお子さんと一緒に「もっちーん」してみませんか。
【聞かせ屋。けいたろうさんプロフィール】
絵本の文章作家・翻訳者・講演家。夜の路上で大人に絵本を読み始めて以来、絵本読み聞かせ、絵本講座、保育者研修会で全国を駆け巡る。保育士。二児の父。主な絵本に『どうぶつしんちょうそくてい』(絵・高畠純 アリス館)、『たっちだいすき』(絵・ひろかわさえこ アリス館)、『ようかいサッカー』(絵・ひろかわさえこ ポプラ社)、翻訳作品に『きょうりゅうかくれんぼ』(KADOKAWA)などがある。
【accototoさんプロフィール】
(ふくだ としお+あきこ)夫婦で制作活動、二女一男の父母。おもな絵本に「うしろにいるのだあれ」シリーズ(幻冬舎)、『いただきまーす』『ごちそうさま』(ともに大日本図書)、『あいうえおりょうりめしあがれ』(イースト・プレス)、エッセイに『絵本作家の森のいえ便り』(幻冬舎)などがある。絵本はいろいろな国で翻訳されている。動物をモチーフにしたタオルや陶器など、子ども向け雑貨も展開している。
商品の紹介
■書名:『もっちーん』
■文・聞かせ屋。けいたろう 絵・accototo
■発行:Gakken
■発売日:2024年11月14日
■定価:1,320円(税込)
【電子版】
本書を購入する(Kindle)
本書を購入する(楽天kobo)
あわせて読みたい
-
学研の絵本通信 [ 10・11・12月のおすすめ絵本③ ]
こどもの本
-
ニジノ絵本屋1号店でのイベント報告&2号店「おつきさま絵本原画展」開催!
イベント・キャンペーン
-
学研の『たいけんポケット』3/9 までの申込みでキリン身長計もお届け!
イベント・キャンペーン こどもの本
-
【絵本作家tupera tuperaのキッズパジャマ発売記念】SNS投稿キャンペーン実施決定!
イベント・キャンペーン こどもの本
-
『あらしのよるに』のきむらゆういちの「書」が冴える最新作絵本!
こどもの本
-
パパママ応援! 大人気赤ちゃん絵本2冊セットがもらえるキャンペーンが始まりました♪(応募〆7/28[木])
イベント・キャンペーン こどもの本
-
5・6歳むけ『たいけんポケット』先行モニタ―100名募集! 12/21〆切
こどもの本
-
【赤ちゃんが泣きやむ!】シリーズ250万部の赤ちゃん絵本『しましまぐるぐる』の、動くしかけ絵本とラトルが登場!
こどもの本