観光庁「サステナブルな観光コンテンツモデル強化事業」に採択されたプロジェクトにおいて、地球の歩き方が「霧島錦江湾国立公園」の自然・文化に配慮した“レスポンシブル・ツーリズム”特設サイトをオープンしました。

　観光庁の「サステナブルな観光コンテンツ強化モデル事業」において採択された「サスティナブル・ネイチャーフィールド鹿児島県 霧島錦江湾国立公園」において、地球の歩き方は「観光かごしま大キャンペーン推進協議会（事務局：公益社団法人鹿児島県観光連盟）」の協力のもと、レスポンシブル・ツーリズム（責任のある観光：地域の自然や文化に配慮しながら旅行者側も責任をもって観光をすること）をテーマに特設サイト「霧島錦江湾国立公園～火山が織りなす魅力的な地で、SDGsな旅を。～」をオープンしました。これは前年度に実施した「屋久島・奄美大島・徳之島～島の未来を守るSDGsな旅へ～」に続く第2弾のプロジェクトとなっています。

特設サイトTOPページ： 桜島有する錦江湾と、霧島の共通点は「火山」。火山がもたらした恵み、伝統、文化、畏怖……それらを理解して旅をすることで、この場所やここに住む人が大切にしていることや未来のために守るべきことが見えてくるはず

　霧島錦江湾国立公園は、日本最初の国立公園の一つであり、1934年に霧島国立公園として誕生し、四季を問わず数多くの人が観光で訪れています。

霧島錦江湾国立公園は大きく北部と南部に区分され、霧島地域、錦江湾地域として、それぞれの景観も特徴的

　公園北部の霧島地域では、20以上の火山が連なり、火山活動に伴って誕生した火口湖、温泉及び高原などとともに、特徴的な自然植生にも注目。公園南部の錦江湾地域では、鹿児島の象徴とも言われ、噴煙を今もあげる桜島を中心として陸地だけでなく重富海岸の干潟など、湾内の沿岸部にも特徴的な景観が広がります。この「火山」という共通項がある国立公園の多様な自然や文化を守りながらも観光を推進するため、地域を旅行者が事前に理解し、島の自然・文化に配慮した旅行を促すことを目的としています。なお、特設サイトでは訪日外国人旅行者の増加を見据えて英語版もあります。

「霧島錦江湾国立公園～火山が織りなす魅力的な地で、SDGsな旅を。～」特設サイト

日本語

英語

桜島・錦江湾を五感で楽しむ、「かごしまカヤックス」のシーカヤックツアー

火山灰と温泉水、桜島の恵みを取り入れた唯一無二の焼物、桜島焼

ジオガイドと霧島連山・韓国岳をトレッキングするツアーでより深く霧島が理解できます

霧島をレンタルE-bikeで巡る「BIKE & TRIP KIRISHIMA」の様子

●担当者の声
　公益社団法人鹿児島県観光連盟 鹿籠六貴子
「火山の恩恵に育まれた環境で暮らしを受け継ぐ霧島・錦江湾（桜島）エリアは、そのものがサステナブルです。旅することで、五感でその素晴らしさを感じ楽しんでいただけるものばかり。南北600㎞ある鹿児島には、自然、文化、暮らし、食のどこをとっても多様性があります。レスポンシブル・ツーリズムの考え方を地域、旅人と共有しながら、よりよい形で次世代へ受け継いていきたいと思います。」

　株式会社地球の歩き方 観光マーケティング事業部 ソリューション事業2室 副室長 曽我将良
「昨年度に続き、レスポンシブル・ツーリズム（地域の自然や文化に配慮しながら旅行者側も責任をもって観光をすること）というテーマのもと、プロジェクトを進めました。霧島及び錦江湾では火山によって独自の自然や伝統、文化が形成されています。観光客は霧島・錦江湾の地元の方々が何を大切にしてきたのかを知り、そしてそれを体験することが観光地に対して責任を負うことの第一歩になるのではないかと考えています。」

　特設サイトには情報コンテンツだけでなく、レスポンシブル・ツーリズムをテーマにした旅行商品も掲載されています。この旅行商品は今回のプロジェクトのために現地調査を行い、企画されたもので2023年1月から発売が開始されています。

桜島の迫力ある姿と溶岩ごろごろビーチを楽しむ
～ガイド付き桜島シーカヤックピクニック～

〜地元ガイドがご案内〜
誕生！火山と島民の暮らしを巡る桜島E-bikeツアー

活火山の火口と霧島連山を一望！
ジオガイドと行く韓国岳SPECIALトレッキングツアー

　地球の歩き方と鹿児島県観光連盟は今後もレスポンシブル・ツーリズムをテーマにした活動を推進する予定です。

「ガッケンのハルガク 2023」では様々なキャンペーンを開催中！

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