目の前にあるのに「図書室」が消えた!?
「消えた」シリーズは、2018年にシリーズ第1作『消えた時間割』、2020年に第2作『消えた落とし物箱』が刊行。子どもたちが小学校にまつわるさまざまな謎を解きながら成長していくお話で、『消えた時間割』は第52回夏休みの本(緑陰図書)に選ばれました。ミステリー要素も交えながら、イラストの数も多く読みすすめやすい構成となっています。
今回、消えるのは「もの」ではなく、なんと図書室という「場所」。目の前に図書室があるのに、なぜか消えているという事態に遭遇した子どもたちは、どのようにして「消えた図書室」の謎を解き明かしていくのでしょうか。発売にあたり、本書のお話を担当する西村友里さん、絵を担当する大庭賢哉さんから、それぞれコメントをいただきました。
作・西村友里さんコメント
「消えた」シリーズ第3作目。とうとう「図書室」が消えてしまいました。あんなに大きなものがどうして?! 実は、ちょっぴりせつなくて、ほっこりあたたかい思いが秘められていたのです。ドキドキわくわくしながら読んで、そして最後に何か心に残ったらうれしいな。そんなことを思いながら書きました。
<西村友里プロフィール>
京都府出身。小学校に35年間勤務。そのかたわら創作活動をつづけ、作家に。『たっくんのあさがお』で第25回ひろすけ童話賞受賞。『オムレツ屋へようこそ!』は第59回青少年読書感想文全国コンクール課題図書。『消えた時間割』は第52回夏休みの本(緑陰図書)。
絵・大庭賢哉さんコメント
本作ではシリーズ初登場の優人・亜季に前作からのメンバーを加えた4人が謎を追いますが、今回消えたのはなんと図書室。夏休みの学校は時が止まったような静けさで不思議の舞台に良く合います。私も彼らと一緒に夏の小さな冒険を体験しながらイラストを描きました。物語とともに楽しんでいただけたら嬉しいです。
<大庭賢哉プロフィール>
神奈川県生まれ。イラストレーター、漫画家。児童書の挿し絵、装画など多くの作品を手がける。絵を担当した作品に「シノダ!」シリーズ、『小学校がなくなる!』『はじけろ!パットライス』などがある。
『消えた図書室』あらすじ
ぼくのひいおばあちゃんが
「図書室がなくなった」といいだした。
数日前に行ったときはちゃんとあったのに、なぜ?
友だちとうわさの図書室に向かったら、
たくさんの本が運びだされていて……。
ぼくたちが図書室で見たものとは!?
「消えた」シリーズに寄せられた読者のみなさんの声
・子どもみんながよろこぶ本だと思います。(小4女子)
・なぞがいっぱいで話がおもしろい。(小3男子)
・最後にどうなるかドキドキした。(小4女子)
・ぼくだったら、なにを消そうかな♪(小3男子)
・いっきに全部読みました。(小3女子)
商品の紹介
■書名:ジュニア文学館『消えた図書室』
■作:西村友里 編:大庭賢哉
■発行:学研プラス
■発売日:2022年7月14日
■定価:1,430円 (税込)
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■書名:ジュニア文学館『消えた時間割』
■作:西村友里 編:大庭賢哉
■発行:学研プラス
■発売日:2018年4月26日
■定価:1,430円 (税込)
■書名:ジュニア文学館『消えた落とし物箱』
■作:西村友里 編:大庭賢哉
■発行:学研プラス
■発売日:2020年7月16日
■定価:1,430円 (税込)
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