あべ弘士のシートン動物記シリーズ、最新刊は『リスのバナーテイル』。
あべ弘士のシートン動物記シリーズ
100年以上の時を超えて、あべ弘士さんと『シートン動物記』のコラボレーションが実現しました。
実は、共通点の多い、あべさんとシートン。
旭山動物園で飼育係をしていたあべさんも、100年以上前にアメリカやカナダで動物学者として活躍したシートンも、動物たちの生死を間近で経験しています。
そしてお二人とも、作品のなかで、動物の生き方や命の厳しさを読者に伝えてきました。子どもも大人も関係なく、読者に長く読みつがれる作品を生み出す姿勢も同じです。
「動物の命」にまっすぐ向き合ってきたあべ弘士さんだからこそ描ける、やさしさと力強さ。自然の壮大さと命の尊さが、まっすぐに伝わってくるシリーズです。
森を生きるリスたちは、りっぱなしっぽと本能がたより!
森を知らずに大きくなった、ハイイロリスのバナーテイル。
はじめての家族、子育て、そしてひっこし。
りっぱなしっぽと本能をたよりに、自然の中をたくましく生き抜いていきます。
北海道・旭川のアトリエから生まれた作品
元旭山動物園の飼育員で、絵本作家のあべ弘士さんは、北海道の旭川にあるアトリエで、本書の制作を行いました。
冬のアトリエからは、エゾリスやキタキツネ、クロテンの姿が見えるそうです。
冬の寒い日には、氷点下23度にもなりますが、エゾリスたちは雪の上を元気に走り回っていたのだとか。
本書の制作中のスケッチを、いくつかご紹介いたします。
制作の裏話やその他のスケッチについては、「学研児童書編集部」のTwitterアカウント @Gakken_jidousho (https://twitter.com/Gakken_jidousho)でも発信しています。
著者紹介
●あべ 弘士(文・絵)
1948年北海道生まれ。旭山動物園の飼育係を25年間勤めたのち、絵本創作に専念。『あらしのよるに』(講談社)で、講談社出版文化賞絵本賞。『どうぶつ句会』、あべ弘士のシートン動物記シリーズ『オオカミ王ロボ』(いずれも学研)など著書多数。
●E・T・シートン(原作)
1860年イギリス生まれ。大自然と野生動物への愛情にあふれる動物文学を、次々と発表した。画家や動物学者としても活躍。著作は「シートン動物記」として、日本でも広く親しまれている。
商品の紹介
■書名:あべ弘士のシートン動物記④『リスのバナーテイル』
■文、絵:あべ弘士
■原作:E・T・シートン
■発行:学研プラス
■発売日:2022年4月28日
■定価:1,540円(税込)
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