絵本『ええところ』を推薦した増穂小学校の野々山瑠夏さんが、山梨県の「贈りたい本大賞-大切な人に贈りたい1冊-」の中学生以下の部で大賞を受賞!

『ええところ』

公開日 2021.11.29
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『ええところ』書影

『ええところ』書影

 山梨県教育委員会が主催している「贈りたい本大賞-大切な人に贈りたい1冊-」の中学生以下の部で、くすのきしげのりさん作、ふるしょうようこさん絵の絵本『ええところ』を推薦した増穂小学校・野々山瑠夏さんが大賞を受賞しました。
 本書は元小学校教諭で作家のくすのきしげのり氏が、海外を拠点に活躍中のイラストレーター・ふるしょうようこ氏と組んで世に送り出したものです。読み聞かせや講演会などでも大反響を呼んでおり、現在は小学校の道徳教科書にも掲載されています。現役の小学生に「友だちに贈りたい本」として選んでもらったことは、子どもたちの心に寄り添いたいと願うくすのきしげのり氏にとっても意義深い受賞となりました。

「受賞した野々山瑠夏さん」画像

▲受賞した野々山瑠夏さん

「贈りたい本大賞-大切な人に贈りたい1冊-」とは?

 山梨県の読書活動促進事業の一環として、2014年に始まる。山梨県立図書館の名誉館長・阿刀田高氏が、スペイン・カタルーニャ地方の「本を贈る習慣」を日本でも広げたいという思いから始めたコンクール。8回目の今年は、「中学生以下の部」「高校生の部」「一般の部」でそれぞれ1作品が選ばれ、11月10日に発表されました。

シリーズ累計10万部! 読み聞かせや講演会でも大反響

「ぼくはな、子どもたちを応援したいんや」と熱く語る、元小学校教諭のくすのきしげのり氏。2012年に発刊後は、園や小学校での読み聞かせや、保護者向けの講演会などでも大きな反響を呼び、小学校の道徳教科書にも掲載。続編に『へなちょこ』『ひとりでぼっち』があり、シリーズ累計10万部の人気絵本となっています。「贈りたい本大賞」に推薦してくれたのは増穂小学校の野々山瑠夏さん。保育園のときの友だちと互いに「ええところ」を見つけあいたかった、という思いがあったそうです。

「著者のくすのきしげのり氏」画像

▲著者のくすのきしげのり氏

『ええところ』書影

『ええところ』書影

『ええところ』紙面

『ええところ』紙面

『ええところ』紙面

▲子どもの内面を表現したふるしょうようこ氏のイラスト

『へなちょこ』書影

『ひとりでぼっち』書影

▲人気のシリーズ続編

くすのきしげのり氏 コメント

 このたびの「贈りたい本」大賞受賞、作者として感謝申し上げます。推薦してくださった野々山さんをはじめ世界中の子どもたちにとって、この作品が、自分のこと、友だちのこと、さらには自分と友だちのことを考えるきっかけになればうれしく思います。そして作品を読んだすべての人が、このシリーズ作品でふるしょうようこさんが描いてくださった、あいちゃん、ともちゃん、はなちゃんのような屈託のない笑顔になることを心から願っています。

海外を拠点に活躍するイラストレーター、ふるしょうようこ氏が絵を担当

 絵を担当したふるしょうようこ氏は、広告・雑誌・ファッションを中心に活動するイラストレーター。ガーリーでキュートな絵柄は、多くの読者の心を捉えています。本書では、ええところなんてひとつもないと悩むあいちゃんの心を、愛らしい花や象徴的な模様を用いて見事に絵本化してくださいました。

入学前のお子さん、小学生のお子さんへの、クリスマスプレゼントとしても最適です!

 自分にはええところあるかな? わたしって得意なことひとつもない、人知れずそんな悩みを抱えているお子さんに「あなたにもええところはあるよ」と、そっとエールを贈ってみませんか? ええところを見つけてもらったあいちゃんが、ともちゃんのええところを見つけてあげようと思ったように、きっと「ええところ」の輪は広がっていきます!

商品の紹介

『ええところ』書影

■書名:『ええところ』
■作:くすのきしげのり
■絵:ふるしょうようこ
■発行:学研プラス
■発売日:2012年1月12日
■定価: 1,430円(税込)

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