お金はなくても毒舌と愛があれば幸せ! 激動の昭和史を生き抜いた“毒蝮一家”のファミリーヒストリー
『たぬきババアとゴリおやじ 俺とおやじとおふくろの昭和物語』
稀代の毒舌家を育てた親について、昭和という時代について、親友・立川談志について毒蝮三太夫が初めて語る!
毒蝮三太夫の知られざる半生を描く注目の一冊。親友の立川談志に「お前の親を見てるとお前が上品に見える」と言わしめたひょうきんでユニークな父と母。口は悪いが愛のある、天衣無縫で八方破れなエピソードを軸に戦前戦後の激動の昭和史を綴っている。“庶民の生きる知恵”“家族の大切さ”“貧しさの美しさ”……コロナ禍で見直されている価値観がここにある。
令和の時代、コロナ禍だから読みたい一冊
やれオリジナリティーが大切、個性が大事だと言いながら、常識という枠に囚われ、鋳型にはまって身動きが取れなくなってるヤツが、今とても多いように俺は感じている。そんなんじゃ、相次ぐ天災やコロナ禍にみまわれ、先が見えないこの時代、生きられないぜ。(「前口上」より抜粋)
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■目次
一 出会い
ゴリおやじとたぬきババア
たぬきは料理がからッ下手
木造長屋の同潤会の町
兵隊ごっこで社会勉強
髪結いの箱にありがたい言葉
ふたりをひき会わせた関東大震災
海軍技術研究所に出入りする大工
おふくろが墓参りする人
兄たちの出征を見送らないおやじ
二つの疎開で消えた友だちと家
山の手を襲う大空襲
生死を分けた水中めがね
革靴の中に残されたもの
汲沢の掘っ建て小屋
人生初芝居は「コーリャンのお赤飯」
二 生きる
焼け跡のキャッチボール
二人の兄の復員
発疹チフスで生死の境をさまよう
買い出しで小芝居大芝居
たぬきババアの腹いせお女郎さんが来るしるこ屋たぬき
『鐘の鳴る丘』で役者デビュー
ゴリおやじのかつお節
卒業祝いのワイシャツ
三 別れ
立川談志という奴
アパート「たぬき荘」からテレビ局通い
ゴリおやじの一升瓶と一輪挿し
『ウルトラマン』で激変した役者人生
毒蝮三太夫、ここに誕生す
ラジオ出演でまたまた人生大転換
たぬきババア、首相官邸へ行く
おふくろの死とババア発言
生きたいように生きたふたり
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商品の紹介
■書名:『たぬきババアとゴリおやじ 俺とおやじとおふくろの昭和物語』
■著:毒蝮三太夫
■発行:学研プラス
■発売日:2020年10月8日
■定価:本体1,300円+税