新元号「令和」の発表に続き、20年ぶりに紙幣が刷新されることが発表されました。新5千円札の肖像に選ばれたのは津田梅子。津田塾大学の創始者として有名ですね。でも、津田梅子がどのような人生を歩み、その時代の人々や後世にどのような影響を与えたのか、みなさん詳しく知っていますか?

 本書では、小学生にも読みやすいやさしい文章で、津田梅子の生涯を物語形式で紹介。ドラマチックな展開にわくわくしながら、津田梅子の功績や生きた時代について深く理解することができます。漢字にはすべてルビをつけているので、小学校低学年でも読むことができます。

わずか6歳で親元をはなれ、アメリカに留学

 津田梅子は、幕末の動乱の時代、江戸幕府に仕える武士の娘として生まれました。梅子が生まれてまもなく、大政奉還が行われ、時代は江戸から明治へ。新しい時代が幕を開けたのです。そのような時代の中、まだまだ幼い6歳の梅子は、岩倉使節団の一行とともに、5人の日本初女子留学生のひとりとしてアメリカに渡り、11年もの間、アメリカで過ごすこととなります。

アメリカから帰国し、日本女性の地位向上の必要性を痛感

 アメリカで長年過ごした津田梅子は、帰国後、日本女性の在り方にショックを受けます。当時の日本では、女性は男性に従って生きるのが当然とされ、そして女性自身もそのことに何の疑問も持たずにいるのでした。そして教育分野でも、当時の女子教育は「良妻賢母」の育成を目的としたようなものでした。梅子はそのことに怒りさえおぼえ、日本女性の自立のために、女子教育に力を尽くす決意を固めるのです。

津田塾大学の前身である「女子英学塾」を開校

 大きな志を胸に秘め、津田梅子は再びアメリカへ留学。アメリカの大学でより高度な教育を受けます。そして、多くのアメリカの友人の協力、ヘレン・ケラーやナイチンゲールといった歴史上の偉人との出会いなどを通し、ついに自分の理想の女子教育を実践できる学校を設立するのです。そこで梅子は、英語教育をとおして、広い視野を持ち、世界に目を向けられる人間を育てるという理想をかかげ、そのために生涯をささげます!

 前例のないことに挑み、さまざまな困難にも負けず、夢を実現させてきた津田梅子。その前衛的でグローバルな生き方は、これからの未来を生きる子どもたちに大きなヒントを与えてくれるはずです。

津田梅子のことをより深く理解できる資料も充実

 巻末には「津田梅子資料館」と題した資料ページを用意。津田梅子の功績や女子英学塾について、日本の女子教育の歴史や教育の進歩につくした人々、津田梅子が残した言葉など、津田梅子の人柄や生きた時代について、より詳しく解説しています。

商品の紹介


■書名:『レジェンド伝記 津田梅子』
■監修:髙木まさき(横浜国立大学教授)
■指導:茅野政徳
■文:中川千英子 
■絵:もかん 
■発行:学研プラス
■発売日:2019年8月8日
■定価:本体1,200円+税

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