英検2級 これが,出題内容と問われる力だ!
もくじ1 一次試験は筆記とリスニングの二つ。2 筆記試験は85分で,リーディング38問,ライティング1問出題される!3 リスニングテストは約25分で30問出題される!4 英検2級のレベルと合格ライン,攻略アドバイスはこれ […]
もくじ
一次試験は筆記とリスニングの二つ。
2級の試験は筆記試験85分,リスニングテスト約25分の合計約110分です。筆記試験が終わると,2分ほどの準備時間のあと,すぐにリスニングテストが行われます。
リーディングテストとリスニングテストは,解答はすべてマークシート方式です。リスニングテストの解答時間は,1問につき約10秒与えられます。ライティングテストは記述式で行われます。
2級の試験は,リーディング,ライティング,リスニングに分けられています。ここで,大問ごとの内容を見てみましょう。
筆記試験は85分で,リーディング38問,ライティング1問出題される!
大問1 短い文の空所に入る適切な語句を選ぶ問題 →20問
短い文や会話を読んで,( )に適する語句を選ぶ問題です。おもに語い力が問われます。
大問2 長文中の空所に入る適切な語句を選ぶ問題 →6問
長文を読んで,長文中にある( )に適する語句を選ぶ問題です。おもに読解力が問われます。A,Bの2つの長文があります。
2A,2Bとも文化・社会・自然科学などをテーマにする250〜300語の説明文です。問題数はそれぞれ3問ずつです。
大問3 長文を読んで答える問題 →12問
長文とその内容に関する質問を読んで,適切な答えを選ぶ問題です。おもに読解力が問われます。A,B,Cの3つの長文があります。3Aでは250語程度のEメール,3Bと3Cでは文化・社会・自然科学などをテーマとする400語弱の説明文を読みます。3Aは3問,3B は4問,3Cは5問あります。
大問4 英作文問題 →1問
指定されたトピックについての英作文を書く問題です。日常生活における話題について,自分の意見を文章として伝えます。「課題で求められている内容が含まれているか(内容)」,「英文の構成や流れが分かりやすく論理的であるか(構成)」,「課題に相応しい語彙を正しく使えているか(語い)」,「文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか(文法)」が問われます。
リスニングテストは約25分で30問出題される!
第1部 対話文についての質問に答える問題 →15問
A→B→A→B(→A)のやや長い会話と,その内容についての質問を聞いて,質問の答えを選ぶ問題です。問題用紙には選択肢の英文が印刷されています(会話と質問は1度しか読まれません)。
第2部 英文についての質問に答える問題 →15問
やや長い英文と,その内容についての質問を聞いて,質問の答えを選ぶ問題です。問題用紙には選択肢の英文が印刷されています(英文と質問は1度しか読まれません)。
英検2級のレベルと合格ライン,攻略アドバイスはこれだ!
2級は「社会生活に必要な英語」レベル!
日本英語検定協会の審査基準によると,英検2級は「社会生活に必要な英語を理解し,また使用することができる」レベルです。目安としては高校卒業程度とされています。
配点は3技能均等!
スコアは,リーディング,ライティング,リスニング,それぞれ650点満点(3技能で計1950点満点)で,合格には計1520点以上が必要です。それぞれの技能で問題数は異なりますが,配点は均等になります。したがって,「ライティングは捨てて,リーディングとリスニングで勝負!」といった作戦で試験に臨んでも意味がありません。
スコアは,統計的手法を用いて算出されます。そのため,正解の数がそのままスコアになるわけではありません。
英検は出題パターンが決まっている!
英検の出題パターンはある程度決まっているので,そのパターンを徹底分析し,よく出るポイントをおさえて効率よく学習することが大切です。また,過去問や予想テストを何回も勉強すれば,問題のパターンもよくわかり,本番になってもあわてないですみます。
さまざまなテーマの英文が出題される!
2級の出題内容は「高校卒業程度」です。文系,理系を問わずさまざまなテーマの英語長文が出題されるので,よく出る単語・熟語をしっかり覚えましょう。また接頭語・接尾辞などの単語のパーツや文脈などに注意して,知らない単語の意味を推測する力も重要です。
傾向と対策をしっかりおさえて,英検2級合格を目指そう!
いかがでしたでしょうか。今回紹介した英検2級の傾向と対策をおさえたうえで勉強すれば,合格が見えてくるはずです。がんばってください!