ここまで、「メルカリ」「ヤフオク！」などで、家の中の不用品をお金に換える方法をお伝えしました。今回は、趣味の「手づくり品」をマーケット・サイトで売って、お金に換える方法をご紹介します。
　手芸や裁縫が得意な人、アクセサリーをつくるのが趣味という人は多いです。
　昔なら、手づくり品を売るとしたら、せいぜいフリーマーケットやレンタルボックスくらいでした。ところが、ハンドメイドやクラフトブームのおかげで、手づくり品のマーケット・サイトが数多く立ち上がりました。
　主要なサイトは、次の４つです。

①テトテ（tetote）　
　https://tetote-market.jp/
　月間１５０万以上のアクセス数を誇り、手づくり品を出品したり、購入したりできる手づくり品のマーケット・サイトです。ベビー・キッズ用品の出品数は国内最大級！　主婦に受けるデザイン、作品が多く、ママさんの手づくり感覚にあふれています。プロっぽいものやアーティスト感覚の作品よりは、手づくりならではの温かさや
素朴さを感じさせる作品が多いようです。
　販売時のお金のやりとりは、すべてテトテが代行してくれます。
　ブログを書く感覚で、簡単に出品できるので、毎日２０００品以上が出品されています。在庫管理や、納品書・宛名ラベル発行、アクセス解析機能など、サポート機能も充実しています。販売成約手数料は１２％です。

②いいち (iichi)　
　https://www.iichi.com/
　いいちは国内版だけでなく、海外版のサイトがあり、海外からアスセスした場合、自動的に英語に翻訳されたサイトに切り替わるようになっています。ですから、世界中に販売することができます。
　国内販売は出品者が直接発送しますが、海外販売の場合は輸出の代行もしてくれます。いいちオフィスに送れば、梱包して輸出してくれるので、とても簡単に販売ができます。海外からの問い合わせがあった場合も、翻訳までしてくれるので、海外を視野に入れている方には、とても可能性が広がるサイトです。販売手数料は２０％。
　主婦の手づくり品というよりは、工芸・クラフトなど、職人のこだわり作品、アーティスティックな作品やプロの作品が多いようです。

③ミンネ（minne）
　https://minne.com/
　テレビでＣＭも流され、利用者数では国内最大級の手づくり品のマーケット・サイト。とくにアクセサリー好きの人から人気があります。
　１点もののアクセサリーやオリジナリティがあふれる小物が多いので、プレゼントで利用する人が多いようです。プレゼントをする場合、市販の商品だと、相手に商品の価格がすぐわかるのが嫌だという人にもニーズがあります。
　ミンネは、好きなクリエイターをフォローしたり、自分のタイムラインに好みのクリエイターの近況が流れてきてコミュニケーションが取れたりするなど、単に「売る」「買う」だけではなく、交流する楽しさを味わえる仕組みになっています。利用者は２０代が中心。販売手数料は１０％です。

④クリーマ（creema）
　http://www.creema.jp/
　会員登録は無料なのですが、販売手数料が固定ではありません。
　基本販売手数料は１２％です。ただし３か月間で９万円以上売り上げると９・５％に、３か月間で２１万円以上売り上げると８％に下がります。
　特徴は代理出品サービスがあることです。作品を撮影して登録するのがめんどう、購入者との直接やりとりが不安……。そんな方は、作品を送るだけであとは全部、クリーマにやってもらうという仕組みです。この場合の販売手数料は３５％になります。
　ミンネよりもやや価格帯が高く、ファッション系、おしゃれ系の作品が中心。大人向けの作品が多く、より作家色が出しやすいのが特徴で、ハンドメイド・イン・ジャパンフェスティバルやクリーマ・クラフトパーティを主催していたり、都内には実店舗もあるので委託することもできます。