◎リラックス上手になると自分はもっと輝く◎
自分の心と向き合うことで、やりたいことがわかった、目標ができた、という人は多くいます。
目標に向けてがんばることは、すばらしいことです。
しかし、それがプレッシャーになってしまうと、心にマイナスの感情が増えてしまうことがあります。
「何が何でも成功しなければ意味がない」「成果を出すためには、無理をしてでもがんばらなければ」という気持ちがあると、心にあせりが生まれます。
そうなると緊張して、うまくいきそうなことでも失敗することが増えます。
「なぜ、うまくいかなかったのだろう」と、いっそうあせり、ますます「がんばらなくてはいけない」という衝動にかられるようになります。
これでは、プレッシャーが大きくなっていくだけです。
大きすぎるプレッシャーは、心にマイナスの感情を増やします。
目標をかなえるには、「がんばらなくては」と自分を奮い立たせるよりも、「がんばれないこともあるけど、マイペースでやっていこう」という気持ちになるほうがいいと思います。
そのほうがリラックスできて、成果につながりやすくなるからです。
スポーツの世界では、勝負が決まる大事な場面でこそ、リラックスして挑むほうがいい結果につながると言われています。
それは、がんばりすぎている時よりも、リラックスしている時のほうが、「本来の自分」が出るからです。
ですから、あせりを感じた時こそ、「思い切って、リラックスしよう」と気持ちを切り替えるようにするとよいのです。
うえにし あきら
東京都出身。著述家。 学習院大学卒業後、資生堂に勤務。 独立後、人生論の研究に従事。 独自の「成心学」理論を確立し、人々を元気づける著述活動を開始。 1995年、「産業カウンセラー」(労働大臣認定資格)を取得。 主な著書に、『折れない心をつくるたった1つの習慣』(青春出版社)、『平常心のコツ』(自由国民社)、『「いいこと」がいっぱい起こる!ブッダの言葉』(三笠書房)など。
作品紹介
心のそうじ
心配事と不安が消える88の言葉内向型の人が自分らしく生きるための本
人生はシンプルになるほど生きやすい! 人気カウンセラー・植西聰による、心配事や不安が消えて穏やかに生きるためのエッセイ集。
定価:本体1,200円+税/学研プラス