英語の長文が読めない、解けない。どうすればいいのか分からない。頭を抱えてしまっている人はいませんか?
「英語長文」の「読解力」をイチから鍛えあげるのに最適な問題集を紹介しましょう。「イチから鍛える英語長文 」シリーズです。
本書のコンセプトは「一度解いて終わりにしない、反復型長文問題集」。
この問題集では、つぎに挙げる3通りの方法で英文を読みこむことで、入試の長い英文を読み解けるだけの技術と体力をつけていきます。
長文読解の学習において、「同じ長文を何度もくりかえし読む」ことの効果はよく知られています。実際に「一度解いたら終わり!」の受験生と、「解いてからが重要!」の受験生では、この意識の差によって成績の伸び方がまるで違ってくるのです。
本書の制作にあたり、編集部は、第一志望校に合格したばかりの大学生たちに徹底的にリサーチを行いました。すると、長文読解の勉強法についてほぼ全員が「一度精読した英文をその後に何度も音読した」というのです。
ところが、この「復習(音読)」の有用性の割に、学習者が復習することを念頭において作りこまれた長文問題集はあまりなかったのではないか。ここに目をつけ、「イチから鍛える英語長文 」シリーズは生まれました。ですから、「復習しやすさ」には徹底的にこだわっています。
本書には、CDはもちろんのこと、解き終えた英文を音読練習するための別冊「トレーニングブック」が付属しています。紙面はこんなふうになっています。
ここの英文は空欄や下線などを取りはらった「完全な英文」なので、問題編の英文を読むよりもずっと音読しやすいはず。また、左ページに「英文」、右ページに「訳文」と、見開きで構成しているので、理解があいまいな箇所はすぐに確認できます。色つきの単語は入試によくでる重要単語です。訳文とも対応しています。
これら重要単語はあとのページで英単語帳のように一覧で整理しています。発音記号にカタカナ発音表記、それから、おさえておきたい補足情報なども掲載しています。紙面はこのような感じです。
こうした別冊の構成は、さきほどの大学生たちの生の声を紙面に活かしました。なかでも「普通の問題集だと、英文に下線や空欄がたくさんあって復習のときに不便」という声にははっとさせられました。下は本書の「問題編」の紙面ですが、たしかにその通りです。
語の並べかえ問題が文中にあったり、空欄や下線が点在していたりします。問題を解くときに英文に書きこみを入れることもあるでしょうから、復習には不向きという気がします。復習の際には別冊をぜひ活用してください。
…と、復習ツールの説明はここまでにして、ここからは本書を活用した理想的な勉強の仕方を簡単に紹介していきます。