実年齢より「10〜15歳若めの洋服」をプレゼントする

霜田里絵『絶対ボケない頭をつくる!』セレクション

更新日 2020.07.27
公開日 2014.09.18
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 おしゃれだったお母さまが「もう年相応でいいわ」と、グレーやベージュのニットやパンツばかり身に着けるようになった、なんてことはありませんか? 昔のように、淡いピンクやイエローのカーディガン、花柄のシャツなどで華やかに装ってほしいと思っても、本人が「そんな服はもう着られない」などと言うと、子どもとしても遠慮して、地味な服をプレゼントするようになってしまいます。
 ただ、ご両親の「年相応でいいよ」という言葉に、絶対に甘んじてはいけません。そもそも、年相応という考え方は、周囲との協調を重視する日本人特有のものではないかと、私は思います。
 本心をじっくり聞いてみると、「自分では、若く見える服装といってもよくわからない」「どこに売っているかもわからない」といったところでしょう。
 服装が気持ちに与える影響は、大きいです。ちょっと背のびした服装をすると、装っている人間も、それに合わせようと努力をしますよね。いかにもおじいちゃん、おばあちゃんというファッションをするよりも、若めの格好をしていたほうが、気がピンと張るはずです。
 つまり、脳の若返りも「形から」入ることはできるのです。

 

霜田 里絵 (しもだ さとえ)

医師・医学博士。順天堂大学卒業後、同大学病院の脳神経内科医局を経て、都内の病院勤務。2005(平成17)年から銀座内科・神経内科クリニック院長を務めるとともに、2011(平成23)年には医療法人社団ブレイン・ヘルスを設立、理事長に就任。パーキンソン病、アルツハイマー病、脳血管障害、頭痛、めまい、しびれなどが専門。日本神経学会専門医、日本内科学会認定医、日本抗加齢医学会専門医、アメリカ抗加齢医学会認定専門医。 著書に『「美人脳」のつくりかた』(マガジンハウス)、『脳の専門医が教える 40代から上り調子になる人の77の習慣』(文藝春秋)、『脳活 バランス良く鍛えて、人生いきいき』(東京堂出版)がある。

 

作品紹介

絶対ボケない頭をつくる!
脳の専門医が教える 元気に、長生きする方法

近年急増中の認知症を防ぐため、脳の専門医の著者が、一生ボケない生活習慣の秘訣やトレーニング法を紹介する。
定価:本体1,200円+税/学研プラス

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