仕事のリズムを好転させたかったら、能力に関係なく誰でもできる方法がある。
朝の出社を早めることだ。
今まで1万人以上のビジネスパーソンたちの行動パターンを観察してきたが、チャンスを掴んだ瞬間に、ある共通点があることに気づかされた。
それは早朝にチャンスは巡ってくるということだ。
たとえば営業に関して大口の契約をラッキーに受注できた人たちの多くは、早朝誰もいない時に偶然、自分が取った電話がきっかけになっていた。
早朝というのは周囲に誰もいない分、競争率は1・0倍。
ライバルがいないから、チャンスは掴み放題というわけだ。
朝に電話をかけてくる相手は、やる気に溢れて仕事ができる上に決断が速い。
とんとん拍子で商談も進む可能性が高い。
私も早朝出社の虜になってからは、始業時間までに仕事はすべて終わらせるようになった。
始業間際になるとエレベーターは混雑するし、すべてにおいて競争率も高くなるから損だ。
人生を変えたかったら、競争率の低い場所に自分を少しだけシフトさせればいい。
千田 琢哉 (せんだ たくや)
文筆家。 愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。 東北大学教育学部教育学科卒。 日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。 コンサルティング会社では、多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。 のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって 得た事実とそこで培った知恵を活かし、 “タブーへの挑戦で、次代を創る”をミッションとして執筆活動を行っている。
■E-mail
info@senda-takuya.com
■ホームページ
http://www.senda-takuya.com/
作品紹介
タフな人とそうでない人の決定的違いは何か。それは凹んでもすぐに復活できるかどうかだ。70の復活のヒントが貴方を強くする!
定価:本体1,296円+税/学研プラス