美味しいものを食べている人は、キレない。
最愛の人と好きなだけセックスしている人は、キレない。
毎日熟睡している人は、キレない。
食欲・性欲・睡眠欲のいずれかが満たされていないと、
体が急いで満たすようにイライラさせてアラームを鳴らす。
「おい、このままでは栄養失調で死んでしまうぞ！」と体が訴える。
「こんなにご無沙汰では生殖機能が衰えてしまうぞ！」と体が訴える。
「これでは疲労が回復せずに早死にするぞ！」と体が訴える。
これらは原始時代から引き継がれてきた、生存するための人類の本能だ。

もちろん原始人のように本能の赴くままに行動しては、
最悪の場合は犯罪者になってしまいかねない。
現代人としては、
「キレている人は満たされていないんだな」とだけ押さえておく。
キレている人を見ても、
「満たされていないお気の毒な人なんだな」と許せる。

反対に自分がキレそうになったら、何が満たされていないのか振り返ろう。
美味しいものをたくさん食べて、好きな人と会話して、
たっぷり熟睡していれば、ちょっとやそっとのことではキレなくなる。

自然の摂理に則って快感を味わえることは、すべて正しいのだ。