あなたは人生最後の日に、何をやっておきたいだろうか。
人生最後の日に、嫌いな人と過ごしたい人はいないはずだ。
人生最後の日に、嫌いなことをやりたい人はいないはずだ。
人生最後の日に、嫌いなものを食べたい人はいないはずだ。
誰だって人生最後の日くらいは、好きな人と過ごしたい。
誰だって人生最後の日くらいは、やりたいことをやっていたい。
誰だって人生最後の日くらいは、大好きなものを食べたい。
ところが、現実にはどうだろうか。
あなたは嫌いな人と、嫌いなことをやりながら、
あまり食べたくないものを食べて、
自分をごまかして生きてはいないだろうか。
ちょっと考えてもらいたい。
明日もあなたが生きている保証なんて、まったくないのだ。
明日どころか、今日を生きていられる保証さえもないくらいだ。
それならば、今から人生最後の日にやっていたいことをやったほうが、ずっと楽しい人生なのではないだろうか。
私がそれに心から気づかされたのは、これまで身内や知人の葬儀に何度か参加した経験からだった。
つい昨日まで海外旅行を満喫していた人が、突然亡くなったこともある。
つい先ほどまで元気に仕事をしていた人が、突然亡くなったこともある。
余命数ヶ月と宣告され、本当にその通りに病室で亡くなったこともある。
いろんな死を間近で見てきて、自分はちゃんと死ぬために、ちゃんと生きようと誓った。
ちゃんと生きるということは、
人生最後の日に納得できる死に方を目指すことだ。
究極の話、人生はすべて自己満足でいい。
毎日が一生と考えれば、会う人すべてを大切な人として接することができる。
毎日が一生と考えれば、どうでもいい人とは会わなくなる。
毎日が一生と考えれば、まあまあ好きなものは食べなくなる。
毎日が一生と考えれば、本当に好きなことを仕事にしようと思う。
毎日が一生と考えれば、未来を懸念している暇などなくなる。
今日を人生最後の日として生き続ければ、間違いなく最高の人生になるはずだ。
千田 琢哉 (せんだ たくや)
文筆家。 愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。 東北大学教育学部教育学科卒。 日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。 コンサルティング会社では、多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。 のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって 得た事実とそこで培った知恵を活かし、 “タブーへの挑戦で、次代を創る”をミッションとして執筆活動を行っている。
■E-mail
info@senda-takuya.com
■ホームページ
http://www.senda-takuya.com/
作品紹介
今日が、人生最後の日だったら。
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