学習支援のポイントは、つまずき原因をつかみ、その子に合う方法を探すこと!

『ワーキングメモリによる実態把握と学習支援ができる本 つまずき分析チェック表と学習方法シートつき』

更新日 2023.09.21
公開日 2023.09.20
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学習場面での子どもの姿を「つまずき分析チェック表」で捉え、学習困難の背景と支援の方向性を「学習方法シート」で保護者・本人や支援者と情報共有したり、一緒に学習方針を立てながら、実際に支援を行います。

『ワーキングメモリによる実態把握と学習支援ができる本』書影

▲『ワーキングメモリによる実態把握と学習支援ができる本』表紙

脳の黒板「ワーキングメモリ」の特徴は、人それぞれ

 脳の「ワーキングメモリ」は、必要なことを一時的に覚えておいて活用する力で、すべての学習を支えています。頭に筆算を思い浮かべて暗算をしたり、板書の文字をパッと覚えてノートに書き写したりするときにも必要です。

「ワーキングメモリと学習について、おおまかに知っておきたいことをまとめています」紙面

▲ワーキングメモリと学習について、おおまかに知っておきたいことをまとめています

すぐに試してほしい! つまずき分析チェック表&学習支援シート

 子どもが学習または行動面でつまずいているとき、その原因の一つにワーキングメモリの弱さがあることがあります。ワーキングメモリやそのほかの原因を多面的にみとり、それに応じて支援することが大切です。本書ではシートを使って、普段の子どもの姿から「つまずき分析チェック」が5分程度ででき、具体的な支援を考えていけるようにしました。

「つまずき分析チェック表」紙面

▲普段の姿を思い浮かべて5分で完成。「つまずき分析チェック表」

 読み書き、計算などが困難な10名のお子さんのつまずきの原因を、学校の先生からの相談にしたがって対話形式で読み解き、支援方法を紹介していきます。ぜひ、目の前のお子さんにも実際に試してみてください。シートは専用サイトからダウンロードできます。

「読み書きや計算などに困難さのある10名のお子さんの事例を紹介しています」紙面

▲読み書きや計算などに困難さのある10名のお子さんの事例を紹介しています

「担任の先生からの質問にお答えしていきます」紙面

▲担任の先生からの質問にお答えしていきます。実態把握をする過程と学習方法を選択するノウハウがわかります

著者プロフィール

 湯澤正通(ゆざわ・まさみち)
 広島大学大学院教育学研究科教授。1992年広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了。博士(心理学)。

商品の紹介

『ワーキングメモリによる実態把握と学習支援ができる本』書影

■書名:『ワーキングメモリによる実態把握と学習支援ができる本
      つまずき分析チェック表と学習方法シートつき』
■著者:湯澤正通
■発行:Gakken
■発売日:2023年9月22日
■定価:2,420円(税込)

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