「現役高校生が考えた中学参考書」が大好評!

『現役高校生が考えた中学参考書』

更新日 2019.09.24
公開日 2016.02.25
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「もっともっと中学生に役立つ参考書をつくりたい!」
 私たち編集部員は、いつもそう考えています。

 ある日ふと、編集部員Sが
「中学生にいちばん近い、高校生に企画を考えてもらえば、
 読者のリアルな悩みや要望にこたえる商品ができるのでは――」
 と思い立ち、2013年にこの本の企画がスタートしました。

 引き受けてくださったのは、
 総合学習の一環で企業とのコラボレーションを積極的に行っている、
 品川女子学院高等部(東京都品川区)。
 同校は、「28歳になったときに、能動的に人生を創る人」を目指し、
 社会で活躍できる女性になるための教育を実践しています。

 早速、品川女子学院のみなさんに
「中学生のとき、こんな参考書が欲しかった!」
 という視点で考えてもらったところ、
 こんなに立派な企画書で、たくさんの企画を提出してくれました。

 学研本社でプレゼンテーションもしてもらいました。
 その様子がこちら。

初対面の編集部員10数名を前に、堂々としたプレゼンテーション。
学校でも日常的に発表を行っているのか、聞き手を楽しませてくれる話し方でした

 編集部で検討した結果、選ばれたのは、
 ◯AR(拡張現実)の機能を使って、
  血液の循環のしくみや、星の動きなどがアニメーションでわかる
 「SciencAR(サイエンサー)」
 ◯歴史まんがの中の空欄に重要用語を穴うめすることで、
  歴史の流れと重要用語が一気につかめる「My歴史まんが」
の2点です。

 その後、品川女子学院のみなさんと打合せを重ねること1年あまり――。

本のサイズは持ち運びができるように
まんが・イラストのタッチは、好き嫌いが出ないものがいい
まんがの隅にちょこっと入っているニワトリのイラスト、超ウケる!
この書体、かわいこぶってるけど、ダサい!
本は開きやすくして欲しい!
書きやすい紙がいい
男子も買えるように、かわいくし過ぎない
 ……などなど、編集部員がなかなか気づかないような、
 高校生ならではの意見が多数飛び出しました。

自分の好みだけでなく、さまざまな読者を意識してくれたのが印象的

 ふだんの勉強や部活などでお忙しい中、
 まんが原稿のチェックもしていただきました。

 

 なんと、プロの校正者も気づかなかったポイントにも鋭い指摘が!

 そして、2015年6月にできあがった本がこちら。

 

帯の手書き文字は生徒さんによるもの

 打合せの際に、大変お話が盛り上がった、
品川女子学院のみなさんの勉強法」を載せたコラムもあります。

 

★SciencARのアニメーションはこちら。

完成後、担当の神谷先生(右奥)、品川女子学院の生徒のみなさんと

 神谷先生、品川女子学院の生徒のみなさん、本当にありがとうございました!

 読者からはこんな声が届いています。
ARがとてもわかりやすいし、高校生が自分の経験を踏まえてつくったという点がよい!」(中3女子)
わかりやすい! サイズがちょうどよい! 品川女子学院のみなさん、ありがとうございます」(中3女子)
歴史まんがは数多くあるけれど、この本がいちばん頭に残る」(中2男子)
まんがを読みながら勉強できるのがよい。高校生らしさが出ていてよかった」(中1男子)
勉強法や、オススメの歴史映画・まんがを紹介するコラムがとてもよかった。」(中3女子)
まさに、求めていた本です!」(中1女子)

 と大好評です。

 中学生のみなさん、是非、書店で手にとってみてください。

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