1か月に1回、「おしゃれなレストラン」に行く

霜田里絵『絶対ボケない頭をつくる!』セレクション

更新日 2020.07.27
公開日 2014.09.11
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 年齢を重ねると、外見や着るものに気を使って、おしゃれをすることがおっくうになってしまいます。外食をするにしても、気軽な格好で行ける近所のお店でいいわ、となりがちです。そういうご両親を無理にレストランに連れて行っても、結局楽しくないのではないか、と思ってしまうかもしれません。
 でも、そこはあえて、1か月に1回は、おしゃれなレストランで一緒に食事をしましょう。
 おしゃれなレストランに行くには、着るものにもそれなりに気をつけないといけませんし、食事中の姿勢やテーブルマナーにも配慮が必要です。
 何歳になっても、ちょっとしたハードルを越えることは、脳の刺激になります。
 また、食事に行ったあとの話題作りにもなります。「今日の魚料理はおいしかったよ」「私のお肉料理は少しこってりしていたわ」などと、味覚を楽しんだ結果を、あとで語り合いましょう。
 ただ、おしゃれといっても、そんなに高級レストランでなくともいいと思います。洋食でも和食でも、フルコースなどではなく、前菜とメイン料理中心の軽めのコース程度で楽しめるお店のイメージでしょうか。
 あまりにしゃれ過ぎたインテリアや堅苦しい雰囲気ですと、すっかり疲れて「もうこりごり」「やっぱり近所のお店でいい」なんて言われかねないですから(笑)。そこそこにおしゃれなレストランだと、そのときはちょっと迷惑そうにしていても、あとから、本人は自慢げに同級生や同年代の仲間に話すこと請け合いです。

 

霜田 里絵 (しもだ さとえ)

医師・医学博士。順天堂大学卒業後、同大学病院の脳神経内科医局を経て、都内の病院勤務。2005(平成17)年から銀座内科・神経内科クリニック院長を務めるとともに、2011(平成23)年には医療法人社団ブレイン・ヘルスを設立、理事長に就任。パーキンソン病、アルツハイマー病、脳血管障害、頭痛、めまい、しびれなどが専門。日本神経学会専門医、日本内科学会認定医、日本抗加齢医学会専門医、アメリカ抗加齢医学会認定専門医。 著書に『「美人脳」のつくりかた』(マガジンハウス)、『脳の専門医が教える 40代から上り調子になる人の77の習慣』(文藝春秋)、『脳活 バランス良く鍛えて、人生いきいき』(東京堂出版)がある。

 

作品紹介

絶対ボケない頭をつくる!
脳の専門医が教える 元気に、長生きする方法

近年急増中の認知症を防ぐため、脳の専門医の著者が、一生ボケない生活習慣の秘訣やトレーニング法を紹介する。
定価:本体1,200円+税/学研プラス

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