はじめまして。水原ゆりです。
「恋も仕事もプライベートも、すべて思い通りになったらどんなに幸せだろう」
と、思ったことはありませんか？
　現在、私は「ライフコンサルタント」として、人生を思い通りに生きたい女性たちに向けて、毎日がキラキラと輝くライフスタイルや心のあり方について、コンサルティングやセミナー、働き方のプロデュースをしています。

　でも、ほんの１年前までは看護師でした。
　当時の私は、変わりたい気持ちはあっても、行動を起こすほど自信はなく、「人生が、全部思い通りになったらどれだけ幸せだろう」と、ため息をつきながら言っていました。
　今ならわかるのですが、「常識」や「こうあるべき」という枠にはまって生きていたのです。「人生は甘いものではない」「全部自分でなんとかしなくちゃ」と、強い女性になろうとしていました。
　でも、がんばるほど疲弊し、家族を大切にできず、いつも怒ってばかり……。生きていくには努力・根性がなければ！　と思い込んでいたので、すべてに力が入りすぎていたのです。
　看護師として働いていて、楽しくなかったわけではありません。でも、心のどこかで、「もっと違うことができるのでは？」「もっと自分をキラキラ輝かせて、ワクワク生きる道があるのでは？」と、モヤモヤしていました。

　思い通りの人生をつくりたい。

 私を動かしたキーワードは、これでした。
 もっと具体的に言えば、

　大好きな人と結婚したい。
　幸せと思える仕事がしたい。
　お気に入りのものに囲まれて過ごしたい。
　オシャレなお洋服しか着たくない。
　キラキラ輝いた自分でいたい。

　そんな夢を叶えたくて動き出したことが、今の私をつくる大きなきっかけとなったのです。
　そもそも、私が看護師になろうと思ったのは、親を安心させるためでした。
　だから、「仕事をやめたいけど、親に心配をかけてしまうな……」と、仕事をやめることには、最初、すごく抵抗がありました。
　でも、勇気を出し、さまざまな「思い込み」の枠の外側に飛び出してみたら、その先に広がっていた新しい世界は、とっても甘くて優しいものでした。
　たくさんの出会いとチャンスが転がっていて、オフのときもつい考えちゃうほど楽しいと思えるお仕事が次々と舞い込んだ。
　住む場所も、インテリアも、ファッションも、食べるものも、お気に入りのもので自分を包めるようになった。
　ケンカばっかりだった彼が、とても優しくなった。
　心から信頼し合い、応援し合える仲間ができた。
　自分へのご褒美も、大切な彼や友人へのプレゼントも、「買いたいな」と思ったときに、望みのものを買えるようになった。

　こんなふうに、思い描いていた理想の人生が、スルリと現実になりました。
　自分らしく進むことで、今まで叶わなかったことが、いとも簡単に、しかも自分の望みをはるかに超えた形でやってきたのです。
　そうなってみて、私は、やっと気づきました。
「でも」「だけど」と理由をつけて行動できなかった自分は、夢を叶えたい気持ちよりも、変化を恐れる気持ちのほうが大きかったんだ……と。

　今は、少しだけ先を歩く身として、頼ってくださる方々の力になろうと努める日々。多くの女性が夢を実現していく姿を見るたび、「誰でも思い通りの人生を、自分でつくることができる」という実感は、ますます強くなっています。

「必死で働かないとお金はもらえない」
「何もない私にはキラキラした生活なんて遠い夢」
　私自身がそうだったように、多くの女性は、無意識のうちに、こんなふうに自己の価値を低く測っていると思います。
　でも、誰もが、そのままで価値がある♡
　そして、誰だって、いつからでも、仕事、恋愛、お金、すべてにおいて幸せがたくさん起こり、人生の流れを大きく変えることはできるのです。
　私が特別だったわけでもありません。
　何か特別、難しいことをしたわけでもありません。
　ただ私は、「キラキラとした毎日を過ごしたい」と試行錯誤するうちに、思い通りの人生をつくるには、いくつかのステップがあることに気づいただけなのです。

　この本は、「変わりたいけど、なかなか変われない方」「単調な毎日を過ごすことに、このままでいいのかなと感じている方」「何もない私にはキラキラした生活なんて遠い夢と感じている方」へ向けて書きました。
「今」を変えることで、「未来」は確実に変わっていきます。
　未来は、自分の思うまま♡
　人生のハンドルは、いつでも自分が握っています。あなたに必要なのは、幸せがいっぱい訪れる方向へとハンドルを切ること、その練習をすることなのです。
　これから、私が実際に歩んできた「思い通りの人生をつくる」ステップをお話ししていきます。
　自分の気持ちに素直になって、変化のひとつひとつを味わい、愛しく感じながら、どんどん理想の人生をつくっていきましょう。
　オンリーワンの魅力を輝かせて、キラキラした未来をデザインしましょう。
　ほかの誰のものでもない、たった１度きりの自分の人生です。
「仕方ない」「これでいい」と諦めるのではなく、「これがいい！」と、自分が望んだものを選ぶ人生を歩んでほしい。
　そして、会社員でもママでも、人生を思い通りにつくって輝いてほしい。
　これが、私の願いです。
　本書をきっかけに、人生が大きく花開く女性が１人でも増えてくれたら、これほどうれしいことはありません。

水原 ゆり (みずはら ゆり)