仕事を始めるとき、まずパソコンを立ち上げて「メールチェック」という人は多いと思いますが、ちょっと待った！　
　いきなり実務に入るのは、仕事の効率的にも、ビジネス運を上げるためにも得策ではありません。まず必要なのは、その日の「段取り」を考えること。
　パソコンを立ち上げる前に、「手帳」を開く！
 「メールチェックより、スケジュールチェック」と心得ましょう。

　ここでチェックするのは、１日の予定ではなく、段取りです。
　たとえば、「◯時から会議」「×時に外出」──これは、単なる予定ですね。
　一方、「◯時から会議だから、早めにランチを済ませておこう」「×時に外出だから、調べものは◯時に終わらせよう」「今夜はデートだから、早く出られるように、お昼休みもちょっとがんばろうかな」──段取りとは、このように公私を織り交ぜた、１日の具体的な「アクション・プラン」を立てることを言うのです。
　いきなりメールチェックを始めてしまうと、返信し、必要なら調べものをし、上司に相談し……と処理に追われるうちに、あっという間にお昼です。
　
 「準備・段取り８割、後始末２割、足して１０割」
　これが、ビジネスで成功している人の合言葉です。
　では、いったい本番はどうなるの？
　はい、じつは、本番は楽しむだけなんです。
　事前にしっかり準備・段取りしてこそ、ビジネス運も上がっていくのです。